約 4,493,555 件
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/44140.html
【検索用 わらわないよはね 登録タグ 2020年 Minase VOCALOID わ ヤスタツ 初音ミク 曲 曲わ】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:Minase 作曲:Minase 編曲:Minase 動画:ヤスタツ 唄:初音ミク 曲紹介 『風邪ひいてからじゃ遅いよ』 曲名:『笑わないヨハネ』(わらわないヨハネ) Minase氏の1作目。 歌詞 (YouTube概要欄より転載) 鋭い爪も牙も 自分を傷つけるだけで 守りたいものなんて 簡単に見つからない 見つけたくもない そのくせ思うんだ 我儘さ 愛を知りたいなんて どんな色してるかな 赤ければいいのにな なんて 巫山戯た言葉 それなりに 真面目なのにさ ねぇ 何がお望みなの? これじゃまるで僕だけが 馬鹿みたいだな! 笑わないヨハネ 冷たいままで 生きる術を教えて 僕一人か 僕以外か どちらが間違っているの? 笑わないヨハネ 気付いているさ どちらも同じことさ それでもただ 生きてくのさ 夜が来ればただ眠るだけさ 消えかけのランプで 帳の降りた街を歩く 雨が降りませんように 下らない祈りだろう 生憎だけど 傘は要らないさ 濡れていたほうが まだましだから 一人で別にいいさ どうにせよ 傷つくのならば 笑わないヨハネ こんな歪で 醜い僕のことを どこのだれが 分かるのだろう 分かりたいと思うのだろう 笑わないヨハネ こんな自分を 好きになれるだろうか みんなが言う 当たり前が 僕には一つも分からないのに ねぇ 嗤ってよ ヨハネ こんな世界さ だけどこれで全部さ 産まれてから 独りきりで ずっと戦ってきたのさ 寂しいの ヨハネ 泣けば泣くほど 置いてかれる気がして 傷つくのが 怖いだけで それでも一人じゃ歩けないから 泣かないで ヨハネ 君の涙は 僕を濡らす雨だと 気が付いてる? 気が付いてよ 風邪ひいてからじゃ遅いよ 往かないで ヨハネ もう少しだけ 笑顔なんか見せないで 今の僕じゃ 弱すぎてさ 作り笑いしか返せないから コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
https://w.atwiki.jp/yukkuri/pages/818.html
ゆービィには喋らせたくなかったんでこういう回答にしてみた。 どうかな? (2008-12-09 13 42 24) スキンの出来に関心した (2008-12-09 16 20 36) 見事な仕事だと関心するがどこにもおかしい所はない (2008-12-09 18 43 39) 「[ゆかりん]クソババア!!×10って、きもけーねがいってた」をやらせていただきました。 紫と連携を取るかのようにきもけーねを追加してくれるとありがたいです。 (2008-12-10 00 23 38) これで一応今回のコマンドを処理できる形になったよ!! (2008-12-10 11 37 38) >(2008-12-10 00 23 38) ではいただきます (2008-12-10 12 32 45) 作ったけどかなり容量を食ってしまう・・・ (2008-12-10 14 27 03) こーりんと神奈子は解放でおk? (2008-12-10 18 01 23) いいと思うよ 39まいめのおいも食べてみたけどえーき様はこういう使い方でいいのかな? (2008-12-10 18 34 01) いいんじゃない?ついでにスキン追加しちゃっても (2008-12-10 18 36 32) 鍵山雛についてですが、 33枚目「厄神(ゴット)・スラッシュ・タイフーン」と 37枚目「超厄神(超電磁)・スピン」 と2かい登場していて、STARTにで3回目の登場を果たしているので スキン入りしてもいいと思いますが、皆さんはどう思いますか? (2008-12-10 21 28 31) いいんじゃないでしょうか 橙も何度か出てる気もするけど (2008-12-10 21 36 59) >(2008-12-10 21 28 31) では差し替え頼みます (2008-12-10 22 19 33) 何度かでてるんだけど直接の入力がないことにはね・・・ 一応そういうルールみたいだし。なんだかんだで次のコマンド解放は近いな。 解放したらすぐ橙を打ちこんどくか (2008-12-10 22 57 24) 関連したワードでもいいような? まあそこらへんは編者の気分しだいなんだろうけど (2008-12-11 00 06 43) あと二つなわけだがなんて答えたらいいか真剣にわからん・・・ (2008-12-11 00 32 25) 正確な解答でなくてもいいなら編集できるだろうけどいいのかな? 例:にとり「ここできくことじゃないかな…うつほちゃんもこまってるよ… パソコン屋の店員に聞いたほうが正確だよ。答えられなくてごめんね」 パチェ「白紙の巻物の間違いじゃないわよね?」 こんな感じで (2008-12-11 00 59 51) 最初白紙の巻物かと思ったけど違うんだよね。 それでいいかな・・・ (2008-12-11 01 11 08) とりあえず@2つだし、明日コマンド開放にするかい? また21~22時ぐらいで (2008-12-11 01 39 00) というわけで、 [パチェ]白紙の書 (2008-12-07 22 25 12 [にとり]予算15000円でグラボ今から買い換えるとしたら何がいい?(2008-12-07 22 23 45) 以上2点を編集してみたけど、こんな感じでいいのかな? (2008-12-11 01 40 19) ぶち込んでいつでも開放できる下準備はできましたぜ (2008-12-11 02 15 19) 編集乙です。じゃあ明日の21~22時位を予定にしときましょ。 その時解放できる人がやっちゃってくださいな。でもまた30分くらいで〆ることになりそうw (2008-12-11 02 20 58) 明日・・・?STARTには今日の日付になってるが? (2008-12-11 20 42 58) 今日だろう (2008-12-11 20 49 57) 今日でおk (2008-12-11 20 50 27) 21時になった (2008-12-11 21 03 03) ではいってみますか (2008-12-11 21 05 07) 凄い勢いで伸びていくな… (2008-12-11 21 17 13) 早く〆らないと大変なことになるかも (2008-12-11 21 20 01) こりゃだめだ25分で〆ましょ (2008-12-11 21 20 43) コマンド終了しといた (2008-12-11 21 28 20) なんだこりゃあ・・・たまげたなあ (2008-12-11 21 49 27) 存分に参られい (2008-12-11 22 00 08) では一句読みあげます~ってやつ先やられちゃったか~ (2008-12-11 22 32 52) あ、やるならどうぞ変えてくださいな EXルーミアやるんで (2008-12-11 22 36 08) 下にえーりんと神奈子追加させてください せっかく編集したんで (2008-12-11 22 37 03) 永琳に関するコマンドが二つあるけど解放でいいのかな? (2008-12-11 23 02 11) いいと思うよ ルーミアも「そーなのかー」とこれで解放 (2008-12-11 23 04 33) ぬくりあを編集した人へ. あれはVIPのRPGツクールスレが元ネタです. 俺は編集技術無いんでよろしく. (2008-12-12 12 01 40) あえて言おう、ここは正確な答えを期待する場所でないと (2008-12-12 15 48 32) 部分編集の奴をチュートリアルのテンプレに入れてみたり 不都合があれば消してください (2008-12-12 22 41 51) ぶっちゃけガンダム系とかさっぱり元ネタがわからない (2008-12-12 22 46 55) 部分編集について勝手に説明を加えちゃいました チュートリアル画面の雰囲気に合わないようなら戻しておいてください (2008-12-12 23 08 39) スキン設定はもっと分かりやすく説明する必要があるんじゃない・・・?どうすんの?橙だらけじゃん。 (2008-12-12 23 46 39) 「だいだい」関連ならみかん星人やオレンジ(旧作キャラ)に答えさせることも可能 (2008-12-13 00 24 16) レミリアは解放していいんじゃね れみりあうーとかあったわけだし (2008-12-13 00 38 29) レミリアはガ板でうーうーしかいってないから まともに回答させるのはかなり違和感があるw (2008-12-13 02 10 40) スキンは職人の気分も要素の一つだから条件満たしたとおもったら 勝手に作って追加しちゃっていいんじゃない? (2008-12-13 02 13 11) 賛否両論になっちゃうけどあんまりスキン増やすと 「うつほ」といっしょじゃなくなる気もするけどどうなんだろう・・・ (2008-12-13 09 23 06) 一応キーワードで開放されるのもあるらしいけど・・・あったっけ? (2008-12-13 11 19 46) レミリア自身にこれからは普通にしゃべるとか言わせれば良いんじゃない? (2008-12-13 11 49 24) そういやコマンドのちぇんが消えてたけどこれはだいだいがあったから消したのかい? (2008-12-13 12 59 25) 以前と似たようなの打たれてもなあ・・・ネタ切れ感がある (2008-12-13 13 37 42) それをなんとかするのがいいんじゃあないか (2008-12-13 13 42 02) おおストームブリンガーが消えていたようです 失礼失礼 (2008-12-13 14 19 39) 投稿した後に予約があることに気づいたΣ (゚Д゚;) [映姫]裁判員制度 (2008-12-11 21 09 47)の投稿内容消してきますorz (予約に書き込んだ人ではないため) (2008-12-13 14 59 23) どろろのうつほとおりんに泣いた それに比べてこっちのおりんは・・・あと過去ログ整理しときました レミリアスキンは個人的にいらないかな~さくやさんがいるし。 ゆっくり設定では基本的にうーうーしか言わないんでしょ? (2008-12-14 23 03 13) レミリアは確かに基本はうーうーでしゃべらないことが多いが 子供っぽい口調でしゃべるのも時々見る。しゃべっても不自然ではないと思うが (2008-12-14 23 12 43) どろろのうつほでガチでないた ちょっとメディスンスキン作ってきます (2008-12-14 23 35 25) レミリア・フラン共に愚痴るときは普通に喋ってたが… 30まいめ「うーうー」のコマンドでも素だった (2008-12-15 00 25 03) 立ち上げ主の意見が聞きたい (2008-12-15 00 28 11) 何かたくらんでそうな邪悪な顔になるときは、かなりの毒舌になるしね>レミリア いつもの笑顔以外の表情なら普通にしゃべってても問題ない気もする。 うー!うー!って言ってるおなじみのAAと異なるAAをベースにすればそれほどの違和感はないかも。 ゲラゲラ笑うノーマルうどんげにしても、普通にしゃべるときもあるし。 (2008-12-15 00 54 46) じゃあ数パターン用意するということでいいですか? あとメディスンスキンは追加していいですか?前に入力されてるんですが (2008-12-15 00 58 01) スイマセン、↑↑の発言は立ち上げ主じゃないです。 ただの個人的な意見なので聞き流して (2008-12-15 01 01 46) 立ち上げ主だけど、レミリアについてかな? 何でもいいと思うよ。ただうーうー言うだけのだったり、カリスマ性あふれるようなのだったり、語尾に「うー!!」とかつけるだけだったり。 やったもん勝ち精神は嫌いじゃないけど、喧嘩にならないように話しあって決めるといいです (2008-12-15 15 17 01) じゃあレミリアに関しては(2008-12-15 00 58 01)でいいですか? あとケロちゃんスキン用意しときます。 (2008-12-15 16 44 27) 一応、一部では「ぎゃおーたーべちゃうぞー」というのもあったから俺は普通に開放してもいいと思います・・・。 (2008-12-15 16 56 06) 色々と忙しい時期ですので次のエピソードは年明けて落ち着いたらの予定です (2008-12-16 03 44 31) 一応1~25まいめに折りたたみプラグインを導入してみました。 どうでしょうか? よければ26~にも導入します。 (2008-12-17 11 07 31) これはいいですね~乙です。あと何枚たまるんだ・・・ (2008-12-17 12 24 12) もう一つのパターンもやってみます。 これは折り畳みがもっと綺麗に見えるんですが展開時のフォントが・・・ (2008-12-17 12 29 59) うつほのおもいでに折りたたみスキン導入しました 多少は使いやすくなったかな・・・ それぞれのページのAAに飛べるようにしますか? (2008-12-17 17 09 07) そこまではやらなくていいんじゃない?今のままでいいと思う。 (2008-12-17 17 39 04) 一つ残ってるんですが誰かやってくれませんか? まったくみたことないのでさっぱりわかりません・・・ (2008-12-17 17 40 19) 一応やります・・・ しっかしすごい内容だな (2008-12-17 17 56 32) うつほのなかまたちのフォーマットを変更してみました。 (2008-12-17 19 52 30) 今日なのかー (2008-12-17 20 43 23) やれやれ…またしてもヲタ有利の夜中近くの時間帯ですか (2008-12-17 20 46 54) コマンド管理できる人いれば昼間でもいいんだがな (2008-12-17 21 07 58) というより昼間だと逆にN(ry (2008-12-17 21 13 31) 解放よろしく! (2008-12-17 22 00 38) 10時だー!!! (2008-12-17 22 02 19) へえ・・・一人で10も20も入力してる奴がいるな 秒単位で入力してるからツールでも使ってるのかな? そういうのどんどん無視していくからねー (2008-12-17 22 18 14) いやいや荒らしができる原因にになるから そういう問題発言しないほうが良いぞ まあ何個も入力されたら迷惑だけどな (2008-12-17 22 24 08) はい、締め切り!!締め切り!! (2008-12-17 22 30 37) 今回も沢山溜まったな (2008-12-17 22 32 49) ↑4 時間内に何度も打ってもいいが、ツール使用は迷惑だよな (2008-12-17 22 35 48) (2008-12-17 22 03 04) の書き込みで 改行ミス?(一行目で改行されている)があるようです。 (2008-12-17 22 40 27) 次回の開放時間、19~20時ぐらいにしようか。 感想、意見の方でも「また夜かよ」って意見何件かあったし。 それと、開放する時は1日前予告にしよう。じゃないとたまたま1日見忘れてた 人が入力できなかった、みたいな悲劇起きないと思うし (2008-12-17 22 51 05) メディ解放ならずか、残念 (2008-12-17 22 53 29) 部分編集を入れるときに 複数行になっているコマンドはそのまま写してやったほうがよろしいのでしょうか。 それとも「(ry」できればよろしいのでしょうか。 (編集するわけではないのですが、参考までに聞いておこうかと思いまして・・・。) (2008-12-17 23 20 28) 俺は複数行で|の部分を延ばしたけど (2008-12-17 23 57 56) いやいや手伝ってくれ・・・マジで最近ネタが枯渇気味 (2008-12-18 01 03 01) 文章書くのが苦手なんでイレギュラーな編集が多くなりがちだな俺 (2008-12-18 03 05 36) 真面目に回答する必要ないと思うが そういうのを質問者は望んで無いだろうし (2008-12-18 09 45 51) 裁判員制度を予約していたものです。 私の方は満足なのであれで一応編集終了としておきます。 (2008-12-19 19 20 10) 最新のinfoが「たまったワードの編集が終わりました」のままでしたので、修正しておきました。 (2008-12-19 21 27 03) STARTの編集したやつなんで消えてんの? (2008-12-19 23 21 39) あら・・・・本当です・・・。もしかして保存したときにばぐったのでしょうか・・・。そちらも修正してみます。 (2008-12-19 23 24 15) 編集履歴(バックアップ)を頼りに修正しました。 見落としがあったら教えてください。 (2008-12-19 23 44 25) 連レスすみません。 どうやら保存ボタンのバグではなく、サイズオーバー(50kbを上回っている)によるものだったようです・・・。 (2008-12-19 23 46 12) 修復完了 (2008-12-19 23 51 03) わざわざすみません。ありがとうございました。 (2008-12-19 23 53 41) [天子]46まいめ(ryのお燐のセリフ変じゃね?直していいですか? (2008-12-20 17 33 16) 気づいたのあったらよろしくです (2008-12-20 22 10 31) 最近植物ネタ増えたな (2008-12-21 01 28 03) ありゃりゃ、編集できない… これじゃ修正しようがないね (2008-12-21 09 09 36) レミリアの編集方法ですがとりあえず意見をいくらか入れて 仮としてスキンを入れてみました また別にこうすればいいなどあれば修正よろしく (2008-12-21 19 02 54) いいと思いますよ こんだけ用意すりゃ文句もでないでしょ (2008-12-22 00 59 55) かいはつしつを覗かなくても予約状況がわかるように、 STARTページで編集待ちになっているワードへ、予約状況表示用のメモを付けてみました。 このメモは編集時に「予約状況:&memox~」の行を消せば外せます。 AAは思い付かないが元ネタはわかる場合などにも利用できるかと。 不要でしたら元に戻します。 (2008-12-22 22 39 30) ほかに動いている人がいるみたいだけどSTART更新しました 不具合あれば元に戻してください (2008-12-23 17 08 33) 予約リストをSTARTに持っていったら 誤認されずに済むと思ったけど今度はコメント入力と間違える奴が出てくる予感 (2008-12-23 21 58 45) よくわからん書き込みがすでにあるのだが デフォルトの文章考えるべきだな 「予約します」とかさ コマンドの説明なら[お燐]コマンドの後に説明を書くとか (2008-12-23 23 36 36) アリスはこのまま親不孝していいものなのか・・ 見る人はネタとして見てくれてるのかな。個人的に適当なとこで仲直り してもらいたい所だな・・・ (2008-12-24 01 02 32) 「[アリス]親撃退用スペカ~」は予約されていると考えていいのだろうか それとも単なる入力ミス? (2008-12-24 22 07 47) たぶんミス 何かあるならやってくれ 俺には超親不孝ものしか浮かばない (2008-12-24 22 12 24) wikiクリスマスTOPを見るとゆっくりありすにはサドデレの可能性が見えてきた・・かな? (2008-12-24 22 14 41) STARTにいたずら書きしてる奴が出てきたぞ どうすんだこれ (2008-12-25 12 44 28) 穣子のスキン、おおまかな形はできたけど、紹介文やミニ静葉の配置をどうしたらいいものか… (既存のを切り貼りするだけな人の限界) ttp //meiring55.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/uploader/src/meiring0226.txt (メモ帳などで見てください。このような形での提出がまずい場合はこのコメを消します) (2008-12-25 12 45 12) 個人的には右向きの2をデフォルト設定にしたいところ (2008-12-25 15 24 25) 全然スペカ関係なくなってしまった・・・ 誰か考えて・・・ (2008-12-25 16 22 42) 別にスペカは弾幕とかに限定されてるわけじゃないって神主が言ってた だから適当にスペカっぽい名前を冒頭に書けばいいんじゃないの (2008-12-25 16 57 36) 粒と波の教会って脱字か? (2008-12-25 20 45 24) 誤字じゃないの? (2008-12-25 20 47 51) 一応穣子スキン、それっぽいのが出来たので対応しそうなコマンド予約しました。 br()(2008-12-25 15 24 25) を参考に右向きを使います (2008-12-25 23 02 59) ログ保管庫にも脱字結構あった (2008-12-25 23 37 49) 今スタートに出てるやつら全く浮かばない・・ 誰か・・・ (2008-12-27 15 42 10) なんとか年越す前には終わしたいな (2008-12-28 00 48 03) 穣子スキン追加しました。紹介文調整とかありましたらよろしくお願いします (2008-12-29 17 04 38) 旧魔理沙はスキン導入するべきだと思う? それともこのままたまに出てくるだけでいい? (2008-12-30 03 20 45) 独立した一つのスキンじゃなくて、魔理沙のスキンのひとつにさせればいいのでは (2008-12-30 08 40 30) 疲れた~そろそろってかやっと終わる・・・ で、次はいつ解放にしますかね。エピソードがいつなのかにもよりますか。 一応年明けと言ってましたが (2008-12-30 15 53 49) (いつくるかわからないけど)エピソードが書かれるまでお休みでもいいんじゃないかな… せっかくひと段落ついたみたいだし、開放されたらまた膨大な量のコマンドがくるだろうし。 うつほも休みたいだろうさ (2008-12-30 16 48 45) ラストいただきました (2008-12-30 16 54 56) エピソード待ちってのも待たれるのも負担大きいから適当にやってりゃいいのでは? (2008-12-30 22 30 00) (2008-12-30 16 54 56)乙です。 でも三十分開けただけで十三日かかる量のコマンドが来るんだぜ・・・ 次は少なめに50個位にとどめてほしいな・・・でこまめに解放していきたい (2008-12-30 22 42 24) IP監視で一人三つぐらいとか? それはそれで面倒か (2008-12-30 23 09 51) 予告期間を長めに取って、開放時間を短く(10分とか)。 余り短くすると「入力できなかったー」っていう人もでるだろうけど10分あれば混み合ってても1回くらいは入力できるはず… 試す価値はあると思う、こまめに開放する準備として (2008-12-30 23 14 46) トップ一番上で5日くらい宣伝すれば? こまめな開放のほうが面白いしね あと「一人であまりたくさん入れすぎるのはやめようね!」とか注意喚起くらいしてもいいのでは (2008-12-30 23 21 27) うーんしかし手持無沙汰ってのもなんだから 明日ほんの少しだけ解放したい気もする (2008-12-30 23 23 20) じゃあ実施してみる?提示された方法で (2008-12-30 23 30 02) 利用者の意見も聞いてみるべきかな? こまめな解放のほうがいいか一度にガッとやっちゃうべきか (2008-12-30 23 34 13) 「大晦日スペシャル:利用者の意見を聞いてみよう!」とかいう感じでSTARTの入力欄を、 意見(「こまめに開放」がいいか、「一気にガッと」がいいか)を聞くために開放するとか。 (もちろんその時通常コマンドを入力する人はスルー) (2008-12-30 23 40 04) 良いですね~大討論会。私は賛成っす。 (2008-12-30 23 49 14) ところで聞きたいのだが俺はほとんどコマンドの説明をキャラにさせずにネタに走ることが多いのだが これっていいんだろうか?あくまで説明主体の方がいいのかな? (2008-12-30 23 56 39) 俺も似たようなもんですがまあいいんじゃないでしょうか? (2008-12-31 00 00 35) いや、入力者もwiki的な回答は求めてないしいいと思う。 それも討論で聞いてみたら? (2008-12-31 00 03 02) ログ保管庫にコマンド欄を置くというのは動でしょうか。 なんといいますか・・・送られた荷物を倉庫に送るのではなく、荷物を倉庫に送るというような感じです。 ・・・・という意見を出そうとしていましたが、そちらも編集者に負担がかかりそうなのでためらっていました。 いうべき場所を間違っていたならすみません。 (2008-12-31 00 10 26) まあ本来ならいいとは思うんだが・・・ 恐らく編集してるの二桁もいないんじゃ 俺は今日は所用で参加しなかったけどそれでもIP三種類ぐらいとか かなり少ないようなんで分割しても意味がないと (2008-12-31 00 16 18) まあ4~5人がせいぜいってところだよな・・・ (2008-12-31 00 18 13) すみません。上のたとえ、思いっきり書き間違えていました。 「送られた荷物を倉庫に運ぶのではなく、荷物を倉庫に直接おくる」 です。 (2008-12-31 00 22 21) とりあえずスタート画面を変更してもいいでしょうか? (2008-12-31 00 25 50) いけない・・・!部分編集のタグが残ってることを悟られら・・・! (2008-12-31 00 30 45) クリムゾン乙 (2008-12-31 00 36 41) 不服ですか? (2008-12-31 00 41 35) とりあえず開いてみました (2008-12-31 01 11 56) この時期ってみんな実家に帰っててPC使えなかったりすんのかな・・・ (2008-12-31 01 24 33) 人にもよるとしか言えねぇ (2008-12-31 01 27 34) ログ保管庫にコマンド欄いてもいいと思うよ 今度やってみましょうか (2008-12-31 01 40 21) こいしのスキンを作ってみたので入れてみる (2009-01-02 00 37 55) 一番最後にちょうどいいコマンドきてるけど、メディスンのスキン作ってる人、見てるかな? (2009-01-02 12 09 31) じゃあせっかくなんで予約しときます。これで解放か (2009-01-02 12 11 19) 量的にはちょうどいい気もするたまり具合だな・・・ これならこまめに開放できる (2009-01-02 12 14 36) それでは、保管庫からいくつかSTARTへもって行きますね。 部分編集のほうもつけておきます。 (2009-01-02 12 19 35) もう次の開放予告しとかないとな。早い早い (2009-01-02 21 38 39) さて、追い討ちをかけるか (2009-01-02 22 21 34) 次の解放いつにする? (2009-01-02 22 45 16) 明日か明後日でも別にかまわんよ (2009-01-02 22 57 12) 明日の同じ時間にやってみる? (2009-01-02 23 05 58) 予約しといたんですが・・・ (2009-01-03 00 55 21) >(2009-01-03 00 55 21) ゴメンゴメンwwネタがあるなら替えてもらってかまわんよ。 (2009-01-03 01 25 48) あー…START整理時に予約ありって打たなかったのか…START編集者さん。 (2009-01-03 01 25 48)さん、そう思うなら消していこうよ…そのための予約なんだからさ (2009-01-03 07 55 43) ネタってか関連ワードとしてメディスキンを追加しときたかったんで 編集します (2009-01-03 10 32 54) これで今回分片付いたけど次はどうしますかい? 後、うつほのおもいでの頭はcontents(見出し)とregion(折りたたみ)のどっちかにしたほうがいいような (2009-01-03 17 55 06) 明日かあさってにしますか>開放 contentsを消しましょうかね (2009-01-03 18 00 10) regionも今のままだと縦に長くなるから 新フォーマットにあわせたほうがいい? (2009-01-03 18 11 44) それだと全ての回答に見出しをつけないといけなくなって莫大な労力がいる (2009-01-03 18 52 42) 見出しは省いてもまあいいんじゃね? (2009-01-03 19 58 53) 実際にやってみたら表示がおかしくなってるんだけど 他の人もおなじ感じですか? (2009-01-03 21 04 32) とりあえず戻してみました (2009-01-03 21 10 55) 明日の一時でどう?そんな意見があった (2009-01-03 22 09 44) 13時なのか1時なのか (2009-01-03 22 45 42) 13時でしょ (2009-01-03 23 14 26)
https://w.atwiki.jp/83452/pages/17057.html
ファミレス 梓「なんの話ですか」 律「おいおい梓。しばらく会わない間に察し悪くなったんじゃないか?」 梓「……澪先輩の話、ですか」 律「なんだやっぱわかってんじゃん」 梓「休日にいきなり呼び出してきたOGがしょっぱなから愚痴を言ってくるとは考えたくなかったので」 律「お前前にも増して毒吐くようになったな」 梓「で、なんですか?コンプレックス?」 律「おお、そうだ。腹立たしいとは思わないか?」 梓「うーん、あんまり考えたことないですけど。ていうか澪先輩って巨乳コンプレックスじゃないんでしたっけ?」 律「ちげーよ。も、昔から全然コンプレックスじゃねーよあいつ」 律「下ネタNG、怖い話NG、痛い話NG、人見知り、恥ずかしがり、臆病、引っ込み思案、etc…」 律「全身コレ弱点のくせに、澪のやつどういうわけか自分の胸に関しては全くと言っていいほど恥じらいがないんだよ!」 梓「そうでしたっけ」 律「合宿の時を思い出してみろ。あいつビキニだったろ。しかもけっこう攻撃的な」 梓「まぁ…そうですね。言われてみればそうでしたね。正直最初は面食らいました」 律「だろ?コンプレックスどころかホレ、どーん!と。ボイーン!と。ドヤ胸炸裂させてるんだよあいつは」 梓「でも律先輩がたまに胸触るとけっこう本気で怒ってませんでしたか?澪先輩」 律「そりゃ胸触られたら大抵のやつは怒るだろ」 梓「ああ、わかっててやってたんですね…」 律「でさ、あいつ今大学でつるんでる友達がいるんだけどさ、これがまたヤーな感じなんだよ」 梓「へえ、澪先輩友達出来たんですね」 律「まぁな。澪もあれで胸以外も成長してるってことだ。ていうかお前今のそれ澪に失礼じゃね」 梓「あ、いや…。それでその友達がなんなんですか?」 律「その友達がさ、あーその子幸っていうんだけど、これまたデカいんだよ。身長もデカいけどまず胸が。ドーン!って」 律「二人してドドーン!ボインボイン!たゆんたゆんってさせてキャンパス歩いてんの」 律「あああ!くっそ!気分良いだろうなそりゃ!巨乳二人、並び立つって感じでそりゃもう立派なもんだよ!」 梓「ああ、それはちょっと私も悔しいかもしれません…」 店員「お待たせしました。ポテトとナゲットのプレートでございます」 梓「あ、そこ置いといて下さい」 律「……」 梓「……」 律「でさ、こないだなんて澪とその子でブラの話してんの」モグモグ 律「大きいと大変だよねー、かわいいの少ないもんねー、なんつって。何食わぬ顔でしれっとな。巨乳ですが何か?みたいな」 律「も、聞いてないフリするので精一パイだったよ私は」 梓「まぁ…私達には縁のない話ですからね」モグモグ 梓「ところで律先輩は新しい友達とかできてないんですか?」 律「なわけねーだろ。いるわそんなんいくらでも。まぁよく一緒に行動する子は一人かそこらだけどさ」 梓「…でしょうね。そういうのだけはホント上手いですからね律先輩。で、どういう子なんですか?」 律「私より背が低い。あとAカップ」 梓「ああ…」 律「あ、ドリンクバーいってくるけど何か汲んでこようか?」 梓「あ…じゃあメロンソーダで」 律「あいあい」 一分後 律「ほれ」 梓「どうもです」 律「でさ、そいつは私ら以上に胸が小さいのコンプレックスにしてるんだけどさ」 梓「『私ら』って何ですか、『ら』って。私は別にそこまで気にしてませんけど」 律「うそつけよ。じゃあ梓、この…ほら、このテーブルにあるベルスターが胸の大きくなるスイッチだったらどうするよ?」 梓「えいっ!」ポチ ピーンポーン 律「な?押すだろ?…ていうか押すなよ。店員さん来ちゃうじゃん」 梓「すみません、つい…」 店員「お待たせしました」 梓「あ、えーっと…どうしよう…。じゃあコーヒーゼリーください」 律「私も同じのください」 店員「コーヒーゼリーお二つですね。かしこまりました」 律「…」 梓「…」 律「…な?やっぱ梓も胸大きくなりたいんじゃん」 梓「そりゃどっちがいいって言われたらそうですけど…」チュー… 律「で、何の話だっけ。ああ、そうそう。私の友達が、あ、そいつ菖って言うんだけどさ、胸小さいのすげー気にしてんの」 梓「いいじゃないですか。気が合うんじゃないですか?」チュー… 律「まぁ気が合うから一緒にいるんだけどさ。そいつは私らと違ってコンプレックス全然隠さないんだよ」 律「どーせ私はAカップですよー!とか言っちゃうの。そういうの先に言われたらこっちとしてはなんとなく譲っちゃうじゃん?そーゆーキャラ」 梓「そういうもんですかねえ」ズズズ…ズゴッ… 律「おい、音立てるなよ。小学生かよ」 梓「あ…すみません」 店員「お待たせしました。コーヒーゼリーお二つでございます」 梓「どうもです」 律「…」 梓「…」 律「ん?あれ?ミルクついてなくね?」 梓「あ、ほんとですね」 律「かーっ!ほらな!貧乳だとこういうところでも乳に縁が無いんだよ!」ガシガシ 梓「いやこれは単に店員さんのミスでじゃないですか」 律「こういう星の下に生まれちゃってんだよ私達は!」 律「これが澪やムギ、あとさっき言った幸だったらミルクポーション五個くらいついてくるぞ!」 梓「無いですって…」 律「あーくっそ!腹立つなー!」ポチポチポチ 梓「ちょ、ちょっと!ベル連打しないでくださいよ…」 店員「お待たせしました」 律「ミルクポーションついてないんですけど」 店員「あっ!…失礼いたしました。すぐにお持ちいたします」タタタ 律「あーくそ…」 梓「荒れすぎですよ。ていうかもしかして胸の話するために私を呼んだんですか?」 律「…うん。梓ならわかってくれると思って」 梓「私受験生なんですけど…。ていうか胸の話ならそれこそその…えーと、誰でしたっけ、大学の友達」 律「菖な」 梓「そのあやめって人にすればいいじゃないですか」 律「いやだからさっき言ったじゃん。貧乳コンプレックスキャラはもう大学じゃ出しにくいって」 梓「律先輩のくせに何恥ずかしがってんですか」 店員「お待たせしました。ポーションでございます。大変失礼いたしました」 律「はーい」 梓「…」パカ…タラーッ 律「…」パカ…タラーッ 律「…で、なんだっけ。ああそうだ。いや別に恥ずかしがってるとかじゃないんだって」モグモグ 梓「じゃあなんなんですか」モグモグ 律「だから単純にもう出鼻挫かれてキャラ出しにくいだけだっつの。話聞いてろよ」モグモグ 梓「そんなみみっちいこと何気にしてるんですか」モグモグ 律「そういうもんなんだよ大人は」 梓「まだ十代じゃないですか」 律「梓も大学生になればわかる」 梓「はぁ」 律「…あ、そういやどうなんだ?新入部員は」 梓「普通に楽しくやってますけど」 律「じゃなくて、胸だよ胸。話の流れ的にさぁ」 梓「まだ続くんですか!?」 律「その話するために呼んだっつったじゃん。で、どうなんだよ」 梓「…はぁ。…そうですね…あ、一人おっきめの子がいますね」 律「どんくらい?」 梓「うーん…この前合宿行った時に水着を見ただけですけど…憂よりちょっと大きいくらい…だったような」 律「憂ちゃんってどんくらいだっけ?」 梓「割と大きいですよ。ムギ先輩にちょっと近いくらい、かなぁ」 律「じゃあその後輩はムギくらいあるんじゃん」 梓「…ですね。はい、そうです。ムギ先輩くらいあったような気がします」 律「あー!もう!ちょっと歩けばそこらじゅうに巨乳はいるってことだよな!何で私らだけこんなんなんだろうな!悔しくね?」 梓「だから私は別にそこまで…」 律「やっぱアレか。その子もけっこうスタイル良かったりすんの?」 梓「そうですね。背も高いですし。私、前にその子の頭撫でようとしたんですけど届きませんでしたし」 律「で、逆に梓が撫でられた、と」 梓「な、そ、そんなことあるわけないじゃないですか何言ってんですか」 律「……で、どうなのよ梓的には。女子としてさぁ。後輩に負けてんだぞ?身体的に!」 梓「うーん…どうって言われても…。まぁ菫は、あ、菫っていうんですけどね」 律「うむ」 梓「菫は綺麗な金髪ですしなんていうか私とは真逆すぎて比較して考えたこともないですよ。だから悔しいとかそういうのは…」 律「え、ちょっと待って。金髪?何その子不良なの?昔のさわちゃん系?」 梓「ああ、違います違います。外国の血が入ってるみたいなんですよ。目も青いですし」 律「なんだ外国の子かよ。じゃあノーカンだわな」 梓「は?ノーカン?」 律「外国人と日本人じゃ勝負になんないじゃん。そりゃ胸もでかいわ」 梓「なんですかそれ」 律「ほら、なんていうか、黒人と日本人で短距離走比べても『ああそりゃ黒人勝つよね』的な?」 梓「なんとなくわかるような…わからないような…」 律「つーか外人いんのか、今の軽音部。つーか桜高」 梓「でも日本育ちですし名前も全然和名ですし。斉藤菫っていう」 律「へー」 梓「あれ?ていうかムギ先輩から聞いてないんですか?その子ムギ先輩の妹ですよ?」 律「は!?ムギって妹いたの!?」 梓「まぁ妹…みたいなものですけど」 律「いや全然聞いてないし!うわー…マジかよ何それ初耳だわ」 梓「おかげで今年の合宿もムギ先輩のとこの別荘借りれましたよ。しかも例の一番大きいところでした」 律「はぁ~…なんだよいい思いしてんなぁ梓…」 律「つーかさっきも思ったんだけど、梓ってその菫って子の水着見たんだよな?」 梓「?はい、そうですけど」 律「じゃやっぱちゃんと遊んだんだ?」 梓「……」 律「いやー梓が部長だったらスパルタな部活になるかと思ってたけど私らと全然変わんねーじゃん」 梓「……」 律「あ、で、どーよ?梓的に。部長の椅子の座り心地は」 梓「なんですかそれ」 律「部長になりたがってたじゃんお前」 梓「べ、別に特別そんななりたかったわけじゃないですよ!」 律「まぁまぁ隠すな隠すな。で、どーよ?ぶっちゃけけっこう良いだろ?部長ポジション」 梓「ま、まぁ…悪くはない…ですね」 律「だよな、だよな。なんていうの?自分の鶴の一声でビシィッと色々決められるのってけっこう気持ち良いんだよな!」 梓「…律先輩って何か決めたりしてましたっけ?」 律「してただろ!」 梓「すみません、記憶にないです」 律「おま……あーあー…ちょっと時間たつとすぐこれだ梓は。『先輩は最高の部長だったと思います』とか手紙に書いてたのにさぁ」 梓「ちょっ…!?」 律「なんだっけ?いつもいつも元気一杯にとかなんとか…」ゴソゴソ 律「お、あったあった」 梓「ちょ、ちょちょちょ、ちょっと!?何持ち歩いてんですか人の手紙!?」 律「いや私のだろこれ。貰ったんだから。えー、コホン。律先輩へ。いつもいつも元気一杯に軽音部を引っ張って…」 梓「ちょっ!や、やめてくださいよ!返してくださいそれ!」ガタン 律「先輩が刻んでくれる力強いリズムに」 律「いつもパワーを貰いました」 律「もらいました!」 梓「本当にやめてくださいってば!ちょっ…この…!やめて!!」 律「あははは、わるいわるい」シマイシマイ 梓「はぁ…はぁ…」 梓「あぁー…もう…律先輩に手紙書いた事心底後悔しました…」 律「へっへっへ。んで、どうなん?部長らしくビシッとやってんの?」 梓「…律先輩よりはちゃんとしてるんじゃないですかね」 律「え~、ちょっと走りすぎなところもありましたが~律先輩がいてくれたから軽音部は~」 梓「やめてくださいってば!ていうか何で暗記してるんですか!もうこっちも歌いますよあれ!天使にふれたよってやつ!」 律「お、おお…わるいわるい…。よしこの件はこれで和解といこうじゃないか中野くん。お互いダメージ食らうだけだからな」 梓「まったく…」 2
https://w.atwiki.jp/83452/pages/18101.html
律「よし! 練習はこれくらいにして、そろそろお茶にするか!」 梓「お茶の前に練習するようになったのは進歩ですけど 結局練習時間よりお茶の時間の方が長いじゃないですか~」 紬「じゃあ、すぐに用意するわね!」 唯「ムギちゃん、なんだか最近練習よりお茶淹れる方が張り切ってるね」 梓「ムギ先輩……」 梓ちゃんには悪いけど、私はこのティータイムが部活の時間で何よりも楽しみ 何故なら…… 澪「ムギ、今日のお茶も美味しいな」 ティータイムの時 私の隣には痩せてるくせにボイン…… 澪「ん、なにムギ? そんなに私の方ジロジロと見て。なにか私変?」 紬「え? ううん、なんでもないの」 標準体型のボインが座ってくれるから! ちょっと前までは仲の良いただの友達でしかなかった でも今は違う とあることがきっかけで友達以上の感情が芽生えてしまった きっと澪ちゃんも同じ気持ちを抱いていると思う そうであってほしい なんだか一度そんな意識をしちゃうと、普段の学校生活で 澪ちゃんの近くへ行くにはなんだか変に緊張しちゃって勇気がいる だから、気兼ねなく澪ちゃんの隣に座れるティータイムは私にとって大変貴重な時間となった だけど、そんな恋に障害はつきもの 律「ムギは、澪がそんなに飲んで食べてするから『澪ちゃん最近太ったなぁ』 って感じでジロジロと見たんだよ、きっと」 澪「なっ! なんだとぉ~!」 律「ひゃん! こわ~い」 澪「可愛く怖がっても駄目だ!」ペチン!! 律「いでっ! 私の可愛いおでこがっ!!」 このデコが私とボインの間に立ちふさがる 澪「ムギはそんなこと思ってないよな」 紬「え? うん……」 澪「いや、もうちょっと強く肯定してもらわないと……」 律「ほらほらぁ~、ムギだってそう思ってるってことじゃん」 デコというのは勿論、我が軽音部部長のりっちゃん りっちゃんは高校生のくせにおデコなんか出しちゃって 最初会ったときは正直ギャグかと思った あんなに積極的におデコを出すなんて私には考えられないし 少なくとも私には出来ない 律「いやぁ~、ムギを見てると昨日の私を見るようだ」 澪「どういうことだよ」 律「昨日、私も同じようなこと思ってたから」 澪「律っ!!」 律「ムギも、お淑やかなのはいいけど、ちゃんと言いたいこと言わなきゃ 私のようになれないぞ」 梓「律先輩のようになっても……」 律「おいおい、それはどういうことかな、中野よ」 澪「ムギ……本当に、そう思ってたの……?」 紬「ち、違うのよ澪ちゃん」 律「じゃあ、どのような思いで澪を見てたのかなぁ~?」 紬「えっと……澪ちゃん、今日も綺麗だな、って」 澪「えっ!? あの……えっと……。あ、ありがとう」 唯「あらあら」 梓「まぁまぁ」 律「おいおい、なに甘い空気漂わしてるんだよ……」 そう、私が澪ちゃんに対して特別な想いを抱き始めたのは 3年生になってから間もない頃 軽音部のみんなでお花見に行ったあの日…… ~ ~ ~ ~ ~ 律「じゃあ、明日の休みの日は軽音部で花見な!」 唯「わーい!」 さわ子「飲むわよー!」 梓「先生も来るんですか……」 さわ子「当たり前じゃない! 私だって軽音部の顧問なんですもの」 澪「あんまり羽目を外しすぎないで下さいね」 さわ子「それはシラフの私に言われても保証できないわね」 澪「はぁ……」 唯「で、昼間にするの? それとも夜?」 律「そりゃあ、花見と言ったら夜桜だろ」 紬「あの……ごめんなさい。私、その日は家のことで夕方から予定があって……」 律「あ、そうなんだ……」 唯「じゃあ、来週にする?」 梓「でも、今週逃すときっと来週には葉桜になっちゃってますよ」 紬「だったら私抜きでやってもらっても」 澪「そういう訳にもいかないだろ、昼間にやればいいじゃないか それだったらムギも来れるだろ?」 紬「うん。ごめんね夜桜見物じゃなくなって」 律「いやいや、いいって! 昼間だろうが夜だろうが桜の綺麗さは関係ないし!」 唯「そうそう、お弁当の美味しさは昼でも夜でも変わらない!」 梓「花より団子を包み隠さない唯先輩はさすがです」 さわ子「昼間っから酔っ払うってのも乙なもんよね~」 お花見当日 さわ子「ひゃっひゃっひゃっひゃ!」 紬「先生、大丈夫ですか!?」 さわ子「わたしゃ酔っ払ってませんよぉ~」 梓「なんか出来上がってる……」 律「この中で一番自制心を保ってなきゃいけない立場なのにな」 澪「うぅ……。周りの花見客の人の注目を集めまくってる」 さわ子「いや~、しっかしこのお弁当すごく美味しいわね」 唯「憂が持たせてくれたんだ」 さわ子「羨ましいわねぇ~。いっそのこと私も平沢家の子になろうかしら」 唯「さわちゃんと姉妹になっちゃうなんて、この世で一番最悪なことだよねぇ~」 さわ子「それもそっか! あ~っひゃっひゃっひゃっひゃ!」 さわ子「って、何あんた達黙ってるのよ! もっと盛り上がっていかないとっ!」 軽音部一同「……」 さわ子「まぁ~ったく……こんな良き日だっていうのにぃ……」 律「面倒くせぇなぁ……」 紬「今年の花見はいつにも増して楽しいわ」 梓「ムギ先輩の楽しいと感じる基準を詳しく知りたいです」 さわ子「私だってねぇ、PTAと学校の板挟みで大変なのよ」 さわ子「だから、こんな時くらい羽目外したっていいじゃないのよ!」 唯「大変な職についたねぇ、偉いねぇ」 梓「でも、生徒に対してはちゃんと教師らしく振舞ってもらわないと」 さわ子(ちっ! そっちがそうなら、無理矢理にでも盛り上げて……) さわ子「あなた達、もうコップが空っぽね。さぁさぁ、先生が飲み物入れてあげるわね」 さわ子(にひひ……)トクトクトク... さわ子「ほら、このカルピスソーダは誰が欲しい?」 澪「あ、じゃあ私がもらいます」 さわ子「ほい、澪ちゃんね。沢山飲むのよぉ」 さわ子「他の子は?」 唯「私、炭酸系苦手だからムギちゃんの持ってきてくれた紅茶でいい」 紬「魔法瓶に沢山作って持ってきたから、いくらでも言ってね」 梓「私も、ムギ先輩の紅茶がいいです」 律「春とはいえまだ少し肌寒いから温かいものが嬉しいよな」 澪「あ、だったら私もムギの紅茶の方が……」 さわ子「澪ちゅわ~ん! 私の入れた酒……じゃなくて カルピスソーダが飲めないっていうのぉ!?」 澪「ひっ! わ、わかりました。飲みます、飲みますからあんまり絡まないで下さい」 さわ子(うっひっひ。せめて澪ちゃんだけは道連れに) … … … さわ子「で、その男とはそれっきりってことよ」 律「へ~」 梓「ほうほう」 唯「すごいね~」 紬「先生も苦労なさってるんですね」 さわ子「その苦労が人生のスパイスになってるのよ」 唯「だとしたらスパイス効き過ぎな激辛人生だよね」 律「何がすごいってさわちゃんの恋愛遍歴のほぼ全てが片思いに始まり 恋に発展することなく終わっていくってとこだよな」 さわ子「ちょっと! 馬鹿にしないでもらえる!?」 澪 ポ~ッ 紬「あ、ちょっと私お手洗いに……」 梓「場所わかります?」 紬「うん、大丈夫」 さわ子「ったく……あなた達みたいな小便臭い小娘よりかは 私のほうがいくらか経験も豊富だし、魅力溢れてるわよ」 律「でも、私たち女子高だし。出会いとかないし」 さわ子「私だって桜高の生徒だったのよ!」 さわ子「でも、あなた達くらいの頃には好きな他校の男子に告白したりしてたし 恋愛に対して一切妥協はしてなかったわよ!」 唯「その結果メタルに走ることになってしまうとは当時のさわちゃんも思ってもみなかっただろうね」 さわ子「そういう軽口は男子とキスでもしてから叩きなさい。私なんてそれ以上のことも…… ウヒッ、ウヒヒヒヒヒ」 律「まだ昼間ですよ~」 澪「キス……トキメキとスキ」 梓「どうしたんですか? 澪先輩」 澪「なぁ、梓……キスってどんな感じかな……」 梓「えっ? えっと……残念ながら私も経験がないのでなんとも……」 澪「数奇な運命で好きになり 奇数の数だけキスをした」 梓「澪先輩!? 急にどうしたんですか!?」 律「ああ、いつもの発作だろ。にしてもこれはいつもの歌詞より酷いな」 澪「鱚がKISSして海に帰す」 唯「さすがの私でもこれは手放しで褒められない」 さわ子「澪ちゃん、そこは『鱚とFUCK』くらいにした方が勢いつくんじゃない?」 律「この公園のゴミ箱どこにあったっけ?」 紬「ただいま~」 唯「おかえりムギちゃん」 さわ子「ううっ、私もおトイレ」ブルッ 律「そのまま便器にでもはまってきて下さい」 紬「お手洗い結構混みだしてきてたから、もしあれだったら みんなも早めに済ませちゃった方がいいかも」 唯「だったら、私もいってこようかな」 梓「私もです」 律「じゃあ、私も」 澪 ポ~ッ 律「澪は?」 澪「わたしはらいじょうぶ」 律「ん? そうか。じゃあムギと澪でお留守番よろしく」 紬「わかった~」 紬「ねぇ、澪ちゃん。このお花見会場って露店もあるしなんだかお祭りみたい」 紬「りんご飴とか綿菓子とか帰りに買っていこうかしら」 澪「ねぇ、ムギ」 紬「なぁに」 澪「ムギはキスしたこと、ある?」 紬「私は……そういうことはまだ……かな」 澪「キスってどんな感じかな」 紬「ん~、イメージでは甘酸っぱいとか?」 澪「なんだかよくわからない」 紬「まぁ、いずれ私たちだって恋をして……」 そう私が言った時、一陣の風が吹いた 私はその風で髪の毛が乱れないようにしっかりと手で抑える 近くで「キャッ」と幼い女の子が小さな悲鳴を上げる どうやらさっきの風に驚いて持っていたキャラクターものの風船を離してしまったみたいだ きっと露天でお母さんに買ってもらったものだろう 桜の木の枝の間を縫って空へ舞い上がっていく 私は風船がその枝のどれかに引っ掛かればいい そうすれば木登りが得意な、そう例えばりっちゃん りっちゃんなんかはきっと木登りが得意だろうから どれかの枝に引っ掛かればきっとその風船はまた女の子の元に戻るんじゃないか そう思いながらじっとその風船の動向を見ていた 澪「ねぇ、ムギ」 不意に澪ちゃんに呼ばれて目が合う どういう訳か彼女の顔は私の顔のすぐ近くにあった これ以上近づけばきっと私と澪ちゃんは…… そう思った瞬間、また風が吹いた さっきの風よりは幾分穏やかな風 だけど私はその風に対してなんの抵抗もしなかった いえ、出来なかった ただ風が吹くままに髪が乱れる その乱れた髪が私と澪ちゃんの触れ合う部分を覆い隠す まるで二人だけの秘密を守るように どれくらいの間そうしていたのだろうか きっと私の頭の中はいまだかつて無い濃厚で凝縮された経験のために 処理が追いつかなくなりオーバーロードをしていたのだろう なので、私にはその時間を正確に把握することはできなかった ふと気づくとすでに澪ちゃんは私から離れていた 唇にはまだ微かに感触が残っている もう一度女の子が離してしまった風船を見る 2度目の風が吹く前とさほど変わらない高度を漂っている そこで初めてさっきの出来事はほんの一瞬のことだったのだと悟った 私はどういう訳かその風船がどの木の枝にも引っかからずに 大空へ舞い上がって欲しいと願った 女の子には悪いけど、なぜだかそう願わずにはいられなかった 唯「ふわぁ~、さっきすごい風だったね」 律「ほんと、Hな風だったわん」 梓「さわ子先生には幻滅しました」 さわ子「うひひっ、梓ちゃん白だったわね~」 梓「最低です」 唯「そういうさわちゃんは毛糸の赤いパンツだったね」 さわ子「い、いいじゃない。まだ肌寒いし暖かいのよこれ」 律「ババ臭っ」 梓「そんなんだから彼氏できないんですよ」 さわ子「ぐぬぬ……」 紬「……」ポケ~ッ 澪「……」ポ~ッ 律「って2人とも、ぼ~っとしてどうした?」 紬「えっ!? あっ!? な、なんでもないの!」 律「ん? そうか?」 紬「あの、私そろそろ帰らないと!」 梓「もうそんな時間なんですか?」 紬「え、えっと……う、うん、ごめんね」 さわ子「まだまだこれからなのにぃ~」 紬「私のことは気にせずに続けてください」 唯「そっか~、残念だなぁ」 紬「じゃあ、またね!」 澪 ポ~ッ あんなことがあった後だったのでなんだかいたたまれなくなって その場から逃げ出すように帰途に着く 少し歩いて冷静になると慌ててあの場を出てきてしまったことに後悔した なにより澪ちゃんには何も言わずに来ちゃったから でも戻ることなんて出来そうにない 紬「別れの挨拶くらいはしときたかったな」 もちろんさっきの行為に対しての「ごめんなさい」という返答ではなく ただ「じゃあね」とか「またね」といった類のもの ふと先程のことを思い返すと、顔がほのかに熱くなる 思ってもみなかったまさかの出来事、だけど嫌じゃない むしろ…… 私は来た道を振り返り軽音部が陣取っていた場所を探した だけどここからじゃ人ごみに紛れて澪ちゃん達を判別できない 空にはさっきの風船がフワフワと浮かんでいる 紬「どこにも引っ掛からなかったのね。あの女の子かわいそうに」 その言葉とは裏腹に私はなんだか嬉しくなってしまった 私はさっきの素敵な出来事を何度も何度も思い返し ゆっくりゆっくりと家路に着いた ~ ~ ~ ~ ~ 2
https://w.atwiki.jp/25438/pages/2666.html
律(澪の家で遊びすぎちゃった。もう外こんな暗いし) 律(そういや見たいテレビあったんだ!早く帰らないと) 律「フフフフ〜ン♪」 律「……ん?あそこ何やってるんだろ?」 ギャル1「ねぇ、今仕事帰り?おじさん金持ちそうだね」 ギャル2「私たちお金困ってるの〜だからお金貸して〜」 男「いや、そういうのはちょっと困るので……」 ギャル1「キャハハハ!おじさんキョドってるwww」 ギャル2「どーでもいいから、早く金出せよ」 律(あれ、オヤジ狩りとかいうやつ??) 律(やばい!誰かに助けを……でもここ人通り少ないから) 律(ど、どうしよ!?しょうがない、こうなったら……) 律「オイ!てめーら何してんだよ!!」 ギャル1「は?誰こいつ?」 律「おっさん嫌がってるだろ。やめろよ」 ギャル2「あー?お前痛い目あいたいの?」 律「ちなみにもう警察呼んでるから」 ギャル1「……チッ、うっぜぇ」 ギャル2「覚えてろよ」 律「はぁ……なんとかなった」 男「君、は…?」 律「おじさん大丈夫だった?」 男「おかげで助かったよ。なんてお礼すればいいか……」 律「いいっていいって。ここら辺暗くなると危ないからこれからは気をつけてね!」 男「ありがとう。ちょっと散歩してみようと思ったのがいけなかったかな」 律(散歩…?スーツで?変なおっさん) 男「もしよければお礼に……」 律「あ!!見たいテレビあったんだった!じゃあねおじさん!!」 男「あ……」 男(少々ガサツだが良い子だったな。それにあの制服、もしや……) 次の日 紬「ねぇりっちゃん、今日暇だったらうち遊びにこない?」 律「え!?ムギんち行っていいの??」 紬「昨日お父様にりっちゃんの話したらすごく興味持ってて、是非話したいなんて言うから」 律「ムギのお父さんが??うひょーなんか緊張するー!」 紬「うふふ、大丈夫よ。じゃあ放課後部活終わったらね」 律「おう!楽しみにしてる!」 帰り道 律「ムギとこうやって一緒に電車で帰るって新鮮だな」 紬「本当は学校まで車で迎えにきてもらってもよかったんだけど……」 律「いやいや、さすがにそこまでしてもらうと悪いって。ムギの家の車とかめちゃくちゃ緊張しそうだし。運転手さんとかもいるの?」 紬「一応ね」 律「わぁ、家はメイドさんでいっぱいだったり??」 紬「もう。そこまで大勢じゃないわよ〜」 律(でもいるんだ……) 紬「あ、次の駅で降りるね」 琴吹家 律「お、おお……門でけー!!」 ぴっ 律「それは??」 紬「指紋認証で開くようになってるから」 律「へ〜初めて見た〜!」 紬「りっちゃんも押してみる?」 律「私押していいの??」 紬「家全体に警報ベルが鳴っちゃうけど」 律「ダメじゃん!!」 紬「えへへ」 律「それにしても玄関までも長い…!庭綺麗だな〜」 紬「お庭はお母様の趣味でね。季節ごとにいろいろなお花植えてるの」 律「ほへー。お、ここ玄関か」 紬「うん、どうぞ〜」 ぴっ 律「中も広い!!おじゃましまーす」 メイド「お帰りなさいませお嬢様」 律(わ、メイドさん!!) 紬「ただいま。今日お友だちがきてるから私の部屋で遊んでるね。お父様にも伝えといて〜」 メイド「かしこまりました」 律「私メイドさん見るの初めてだよ」 紬「執事もいるのよ」 律「知ってたけど、ムギって本当お金持ちなんだなぁ。家の中も部屋ありすぎて一人だと絶対迷うって!」 紬「ふふ、りっちゃんたら大袈裟なんだから。ここが私の部屋」 律「どれどれ……」 紬「なんもないけどね」 ガチャ 律「お姫様ベッド!?家具もいろいろすげー」 紬「私は普通がいいって言ったんだけど……。でもこの本棚だけは特注で私が考えたのよ」 律「ん…?普通に教科書とかが並べてあるだけな気が……」 紬「ここを引っ張るとね……」 律「後ろに隠し本棚!!」 紬「これはお父様も知らない秘密なの〜」 律「すっげぇ!!漫画本いっぱい!」 紬「私恋愛ものが大好きで見かけたらついつい買っちゃって」 律「ムギらしいな〜。あれ、でもこの漫画男キャラあんま出てなくない?」 紬「女の子同士も素敵よ〜!」 律「??」 トントン 「紬、入っていいかな?」 紬(あ、お父様だ!りっちゃん隠して!) 律(うん…!) 紬「どうぞ」 紬父「やぁ。お友だちがきてると聞いて」 律「……あ!!おじさん昨日の…!!」 紬父「昨日はお世話になったね」 律「ムギのお父さんだったんだ…!」 紬「え?りっちゃんお父様と会ったことあったの??」 紬父「そこらへんの話もしながら、どうだい?今夜一緒に夕食でも」 夕食 紬父「……というわけで昨日は律さんに助けられて」 紬「あぁ、だからお父様昨日りっちゃんのこと私に聞いてきたのね」 紬父「どうしてもお礼がしたくてね。いきなり飛び込んで私を守ってくれたヒーローに」 紬「りっちゃんほんとすごい!」 律「いやいや……たまたま運良く追い払えただけで」 紬父「でもああやって勇気を出すのはなかなか普通の人じゃできないことだよ。ありがとう」 律「へへっ、どうしたしまして」 紬父「今の若者は弱そうなやつばかりで、会社の経営をしていても困ることが多くてね。君みたいな人だったらうちの会社も任せることができるんだが」 律「そこまでじゃ……」 紬父「紬もあとを継いでくれないと言うし、将来が不安だな……」 紬「もう、今はそんな話いいじゃない」 紬父「……そうだ!律さん、紬の許嫁になってくれないか?」 律「え……」 紬「そんな冗談を…」 紬父「いやいや、本気で律さんになら琴吹グループを託してもいいと今思ってね。どうだい?律さん」 律「そ、そそそんなこと急に言われても……」 紬「りっちゃん困ってるよ!それに女の子同士で結婚なんてできないじゃない」 紬父「海外にでも行けばいいだろう」 紬「話がいきなりすぎるよ…!」 紬父「ふむ。確かにいきなりじゃ心の準備もできないだろう。落ち着いて律さんの気持ちを決めたら教えてくれないか」 律「へ?は、はい」 紬父「ありがとう。いい返事を期待してるよ。では私はお先に」 律「……はぁ、すげぇびっくりした」 紬「ごめんね。お父様ってば勢いで行動する癖があって」 律「さっきの話まじで言ってるのかな??」 紬「お父様自分で言ったことだけは絶対守るからたぶん……」 律「ふへぇ……」 紬「どうしようりっちゃん??」 律「とりあえず断るにしても早すぎたらもっと考えろとか言われちゃいそうだし、なんて言おうか一晩じっくり考えてみるよ」 紬「本当ごめんね……」 律「ムギが謝ることじゃないって!あ、もう遅くなったから帰らなくちゃ」 紬「そうね!りっちゃんの家まで車で送るわ」 律「大丈夫!歩きながら考え事したい気分だし。今日は夕食までごちそうになっちゃってありがとな!」 紬「ううん。じゃあ気をつけてねりっちゃん」 律「おー!また明日学校で!」 夜道 律(今日はいろいろすごかったな〜) 律(ムギの家広すぎだし) 律(もしムギと結婚したら玉の輿だな!) 律(……なんて、ないけどね〜) 紬父の部屋 紬「お父様、なんで急に許嫁なんて」 紬父「仕事に必要な手段だ」 紬「…!」 紬父「それと、昨日紬が律さんの話をしているの聞いてて思ったのだが、紬……律さんのこと好きなんだろ?」 紬「え……//」 紬父「一応これでも父親だからな。娘の気持ちくらい分かる。どうせお前のことだから何も言わずに終わりにするつもりだったのだろう。昔からしたいことをさせてあげられないことが多かったからその癖がついたのか……ちょうどいい機会じゃないか。一歩踏み出すための」 紬「お父様……」 紬父「今日はもう遅いから寝なさい」 紬「……はい」 次の日 部活 唯「そういえば昨日りっちゃん、ムギちゃんちどうだった??」 梓「あ、私も気になってました」 律「すごかったぞー!ドカーンとしてババーンとして!」 澪「それじゃ伝わらないだろ……」 律「とにかく広かったってこと!」 唯「いいなぁ。りっちゃんずるーい!」 律「ムギのお父さんに気に入られてたからな」 澪「律ってムギのお父さんに会ったことあったのか??」 律「まぁね。そんでムギの許嫁にならないかなんて言われちゃったよ」 梓「え、え〜〜〜〜!?!?ムギ先輩それ本当ですか??」 紬「そうなの。お父様結構本気で」 唯「りっちゃんとムギちゃんが結婚!?」 律「いや、決まったわけじゃないから」 唯「結婚したらりっちゃんが社長!?」 律「それちょっといいかも!」 梓「でも本当に結婚するなら海外とか行かなきゃいけないんじゃないですか…?」 唯「え〜二人に会えなくなっちゃうのやだよ〜!」 律「だからまだ決定じゃないって〜」 澪「……話してるのもいいけど、そろそろ練習するぞ」 律「ちぇー。ま、時間なくなっちゃうか。それじゃやるかー」 ♪♪ 帰り道 唯「じゃあね!」 梓「お疲れさまです!」 紬「またね〜」 律「おぅ、じゃあな!」 澪「また明日」 てくてく 澪「……なぁ律、さっきの話」 律「ん?ムギの許嫁ってやつ?」 澪「うん……あれ律はどうするつもりなんだ??」 律「そりゃもちろん断るって〜。琴吹家を背負うなんて荷が重いよ」 澪「そっか……でも……」 律「澪…?」 澪「……私今日ちょっと寄ってく場所あるから!じゃ!」 律「??じゃあな」 律(澪のやつどうしたんだろ) 律(まぁいっか) 紬父「律さん」 律「わっ、ムギのお父さん!どうしてこんなところに!?」 紬父「また散歩がしたくなってね。大丈夫、今日は執事も一緒だから」 斉藤「どうも」 律「はぁ」 紬父「それで、答えはもう出たかい?」 律「え、いやまだ考え中で……」 紬父「まぁあせらずゆっくり考えてくれ。私は本気ということだけ知っといてほしい」 律「……分かりました」 紬父「ところで律さんは紬のことが好きか?」 律「はい…!もちろん」 紬父「それは恋愛感情で?」 律「そこまでは……考えたことがなかったので」 紬父「そうだろうね。私も同性の友人に、なんて考えもしないからな。だけど、私の娘は……」 律「??」 紬父「紬は君に恋してるんだ」 律「え……?」 紬父「律さんには紬の気持ちもしっかり考えた上で答えを出してほしい。いろいろ押し付けてばっかで本当すまないと思ってるが、私も娘には幸せになってもらいたいんだ……」 律「……」 紬父「じゃあ、また会おう。行くぞ斉藤」 斉藤「はい。律さんお気をつけてお帰りくださいませ」 律「あ、さよなら……」 律(ムギが、私に恋……?) 次の日 放課後 紬「どうしたのりっちゃん?二人きりで話がしたいなんて」 律「その、許嫁のことで……」 紬「それ私もお父様にどう断ればいいか考えてみたんだけど」 律「昨日ムギのお父さんに会ったんだ」 紬「へ…?」 律「まだ返事はしてないんだけど……お父さんからムギのことちゃんと考えてほしいって言われた」 紬「お父様が……」 律「なぁムギ、ムギは私のこと、さ……」 紬「……」 律「ごめん、なんでも…」 紬「…………好きだよりっちゃん」 律「ムギ……」 紬「でもだからと言ってりっちゃんに無理してもらいたくはないの」 律「……」 律「私、は……」 ガタっ 律紬「!?」 澪「ご、ごめん…!盗み聞きするつもりはなかったんだけど……」 律「澪、いつから……」 澪「本当ごめん!!」タッタッタ 律「澪……」 紬「りっちゃん……澪ちゃんのこと追いかけてあげて」 律「なんで…?」 紬「命令♪」 律「え、えぇー」 紬「……きっと、行けば分かるから」 律「うーん……分かった!澪のことは放っておけないしな」 紬「うふふ」 律「じゃ、行ってくる!」 紬「行ってらっしゃい」 紬「……りっちゃんごめんね」 律「澪!」 澪「…………どうして追いかけてくるんだよ」 律「分からん!」 澪「はぁ??」 律「なんかムギに澪を追いかけてって言われてさ。澪機嫌悪いみたいだけど大丈夫かよ〜?」 澪「……それならムギのとこ戻ってあげて。大事な話をしてたんでしょ」 律「そうだけどさー」 澪「律……」 律「んー?」 澪「……ムギの許嫁になるって決めたの」 律「それは……」 澪「海外、行っちゃうんだろ……そしたら会えなくる」 律「まだ決まっても先の話だよ」 澪「準備のためにいろいろあるかもしれないじゃないか…!」 律「まぁHTTはおろそかにしないって」 澪「社長さんは大変なんだぞ!」 律「う、うん」 澪「ムギとの間に子供が生まれたら育児だってしなくちゃいけない!」 律「ちょっと待て澪…!」 澪「授業参観には忙しくても行ってあげるんだぞーー!!」 律「お、落ち着けっ!」 澪「私だって、律のこと……」 律「澪……?」 澪「…………そばにいてよぉ」 律「……!」 澪「……ぐすん」 律「澪………………ごめん」 澪「っ!」 律「……ムギの気持ちも、全然分かってなかった。私、本当ばかだよ」 澪「律……」 律「いかなーい」 澪「へ?」 律「私、今回は許嫁になりにいかない!」 澪「どうしたんだよいきなり」 律「なんかね、今大事なこと分かった気がする。ムギのため、ムギのお父さんのために……そんなふうに考えていろいろ見失ってた。こんな状態で許嫁になったとしてもムギもきっと喜ばないよな……。本当にしたいことはいつだって一つだったのに……。私はこれからもみんなと、澪とずっと一緒にいたい!!」 澪「律…!」 紬「瞬間移動!」 紬父「私も!」 律「えっ?」 紬父「実の事、我々は代々引き継がれてきた忍者一家なのだ。今風に言えばスパイと言ったところか。今回は澪というひとからの依頼であなたを試させてもらったんだ。お金に釣られてここを去るか、そして情で浮気する癖があるかということをね」 澪「全部演技でした」 紬「全部演技でした」 紬父「全部演技でした」 ギャル1「全部演技でした」 ギャル2「全部演技でした」 律「えっ?」 完 戻る
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/147.html
とりあえずチルノの裏とお約束を作ってみた。 お約束のほうはまだうまくまとまっていないので こうしたらいいと思う方は編集のほうよろしくお願いします (2008-08-01 03 00 58) 編集した方はその旨とできれば理由をお願いします (2008-08-01 10 13 35) 誰かゆかりんあたりが虐待お兄さんを制裁する話を書いてくれないかな。 今まで何の害獣設定もないゆっくりを、虐めるために無理矢理害獣にしたて あげたことで幻想郷を混乱に陥れたことに対する制裁って言う感じで。、 今までゆっくりにやってきたことを逆にやり返して苦しめるようなもの。 たぶん今までで一番すっきりしそうだ。 ゆっくりに復讐させるのは逆にやり返されそうだし。 正直言って今までゆっくり虐め派だったけど、最近虐待お兄さんの方が むかつくから困る。 (2008-08-02 11 31 51) 正直あそこまで徹底的に虐殺してるやつは歪んでいると思わざるを得ない。 たまにゆっくりに対して愛を感じる虐待もあるけど(エレガなんかは特に)、ほとんどがゆっくりを生物として扱っていないものばっかり。 小さい生き物を虐殺して何が楽しいんだろ?後に来るのはむなしさだけじゃないかね? 動物虐待にトラウマ持ってる自分としては「ここまでやる必要があるのか!?」と疑問だ。 特にゆっくり親子系や虐待おじさんは自己投影が強すぎる。 だからゆっくりを殺すことに楽しささえ感じているSSを見たりすると悲しさよりも末恐ろしさを感じるよ。 ゆっくりが生きることが罪なら、俺が背負ってやる!! 叫びたいこと叫んですっきりー!!! (2008-08-02 14 12 47) またpixivで虐待スレのやつらがタグ荒らししてるよ。本当懲りないねぇ。 アドレス持ち帰ってスレでやりゃいいのに…。 (2008-08-02 15 20 40) まぁ、もしかしたら虐待スレ住人の作品かもしれんがね。 それでもスレがあるんだからわざわざpixivでやらんでもと思うけど。 (2008-08-02 15 24 17) pixivにゆっくり虐待絵を載せていて評価が低い人を見ると、なんで虐待スレ に投下しないのか不思議に思う。虐待スレに投下した方がスレ住人が喜ぶのに なんでわざわざ誰も評価しない敵地に投下するんだろ。 (2008-08-02 16 34 07) 虐待お兄さん制裁話か…面白そう。 書いたとして、どこに投稿するのが妥当かな…一応虐待スレのSS用ロダは、 あそこ専用ってわけじゃないから投稿しても問題は無いはず。 ただあそこに投稿すると、可愛がりスレからの挑発と認定されてスレ荒らされそう。 (2008-08-02 16 35 40) 作品投棄場ってなかったっけ?そこに投下すれば文句も言われないんじゃない? (2008-08-02 19 00 25) いや、可愛がるスレでの需要なんだからこっちに投下しよう (2008-08-02 19 33 14) 虐待お兄さんって、よく分からないけど人間でしょ? それを虐待するSSなんて正直見たくないんだけど…。 (2008-08-02 22 04 06) それに向こうの反感買って自重できない人たちに荒らされるのも嫌だしね。 投棄場行きが無難だと思うよ (2008-08-02 22 43 27) もうゆっくり関係無いだろ 可愛がるスレで虐待行為なんて止めろ というかどこにうpしようが荒れるから書かなくていいよ (2008-08-02 23 18 01) んだんだ ただ単純にゆっくりを可愛がりたい人もいるからね。 (2008-08-02 23 47 30) 投機場が無難か。それとこっちにも投機場作りますかね。 行き場のない作品というのはできるだけなくしたいし。 まぁ、見たくない人が見れないようにすれば問題ないと思う。こっちはあっちみたいに排他的になりたくはない。 こっちでやってることをあっちが文句いうなら戦えばいいさ。逆にあっちがやってることをこっちも文句言いにいかないように気をつけよう (2008-08-03 00 09 51) 確かにこっちに投棄場が一番無難かもしれません あっちに投棄するとたぶん可愛がるスレが荒れそうで怖いです (2008-08-03 00 32 37) 戦っちゃだめぇ!!荒らしさんの思うツボだよ!!! まーどうしてもUPしたいんならどっかの適当なロダ使ってこのチル裏で報告か このWikiに投棄所作るかしかないんだろうねー。 (2008-08-03 00 48 14) ここ数日あっちでこちらの工作員を連呼してるのが反吐が出ると言いつつ、しまいにゃ突撃してる訳なので 安易な挑発は避けてもらいたいこの頃。 まぁマッチポンプ臭するんだけどね (2008-08-03 00 53 32) 虐待兄さん制裁とな…題材としては個人的にゃ興味あるけど ちょとここのスレ向きであるかどうか疑問だな。ゆっくりのアリスのへの復讐劇みたいな物だからなぁ 一体どういう風に制裁するのやらでどこに置くか色々厄介になりそうだな 虐待スレよりの表現でないと作品としての面白見がないんじゃないかと思うんだけど どっかユーモラスなホームアローン風味にやったりするのか、ひたすら作品内でゆっくりがやられた行為に 等しい位の残酷な返し方するのか。そこいらは書く人の手腕次第だけどね 投稿するのは向こうのロダに一言コメント書き添えて虐待スレ向きでないと書いておけば 良いと思うんだがね。あそこはいぢめスレ持つかう共用の場所だし文句を言われる筋合いはない (2008-08-03 01 14 28) もう可愛がるスレ関係無くね? あえて可愛がるスレ発祥にするのがいいのか…? (2008-08-03 01 18 04) ぶっちゃけりゃ個人でやるのが一番だな (2008-08-03 01 19 26) 可愛がるスレが虐待スレの避難所的なものとしてできた経緯を考えればこっちにおいても問題はないと思う。 虐待スレからの隔離スレなんだ。こういうSSも責任もって受け入れてあげたい。 ただ好みが分かれるのは事実なので然るべき文を添えるべきだがね。 (2008-08-03 02 04 52) 向こうがケチ付けるなら 見たくないなら見るな だな (2008-08-03 03 01 51) 虐待お兄さんって虐待スレの設定だろ 向こうの設定持ち出して可愛がるスレに上げるって… 単に可愛がるスレを荒らしたいだけじゃん (2008-08-03 03 05 03) 何処に投下するのかは重要だね 向こうのろだに投下するのは良いけど可愛がるスレが荒れそう やっぱりここに投棄場作るのが一番ベストだと思う (2008-08-03 04 34 14) 投棄場を作っておけばスレやwikiの目立つところにおく必要がないから 知らない人の興味まで誘うことはないし良いんじゃない? 見たい人だけ見るようにって念入りに書いておけばいいでしょう多分 (2008-08-03 05 36 28) きちんと、可愛がりの延長にある制裁・復讐として書けるのか? 単なる必殺仕置人だとスレが荒れるぞ。 や、むしろ必殺パロディーみたいにネタ化すれば安全かも。 (2008-08-03 12 38 36) 投棄場の話題はそもそもスレに持ち込まないのが基本。 わざわざ持ち込んで荒らすやつが荒らし。 (2008-08-03 22 41 54) またガ板で虐待スレの荒らしが湧いてるな。 本当にあいつらのモラルのなさには閉口するわ。 しかもそれに対して虐待スレは何にも言わない。ほぼスレぐるみの犯行だぜ。 アブノーマルなくせに自重を全くしない。やつらはマジでゆっくりの癌だな。 (2008-08-03 22 50 56) まったくだよ。以前の虐待スレは外部に迷惑をかけるやつには厳しかったが、 今は逆に外に設定を持ち出すやつが英雄扱いだからな。 人格者がいなくなったよ。ほんと。 pixivで虐待スレの設定を当たり前のように長々と書いて勝手に切れてる やつがいたが、あれどうにかならんのかな。虐待スレの人たちそいつの こと止めないし。 十五夜の人や、ちびゆっくりの絵師はうまいし、外部に迷惑をかけない 人格者だけど、底辺絵師ほど外に迷惑をかけるから困る。 向こうでは荒らしををゆっくりに例えて叩いているが、 マナーのない住人ははゆっくり未満だと思う。 むしろ比べるのもゆっくりに失礼だよ。 (2008-08-03 23 02 01) 最近、虐待スレにも自重できない馬鹿が増えてきたよね 人が増えてるからしょうがないのかねー (2008-08-03 23 04 37) 夏か… それだけじゃない気もするけど、今は…… 荒すやつはゆっくり死ね!!! (2008-08-03 23 41 45) 虐待スレ住人に対して悪口言いたい気持ちもわかるけど 両方のスレの住人である人もいるってこと忘れないで欲しいんだぜ (2008-08-04 03 55 49) いつもそういって愛でスレなのに虐待スレの話を自重しない人がいるので 掛け持ちさんの印象も決して良くはないんですがね (2008-08-04 08 09 05) 掛け持ちでSS普通に書いてる人に失礼と思わんかね 厨行為働く奴はどこの住人でもない。 言葉を借りるなら奴らが問題を起こす原因になっている『工作員』だ虐待スレの人間がアホの行動を止めないと言ってるが外で注意しても言う事聞く奴なら問題はとっくに解決するぞ。というか外で議論すること自体お門違い。そういうのは管理者側に通告して引導を渡すのが正しい方法。それより虐をたたいてる発言してる奴からマッチポンプ臭するぞ。どうでもいいからブラウザ閉じて愛でSSでも書いて心を落ちつけなさい(2008-08-04 10 00 18) こんなグチ吐き場でマジで説教とかwww (2008-08-04 21 14 55) 虐待厨のやつらpixivに出てくるなよ。 コレを向こうに向かって言ったらフルボッコだから笑えねぇ。 虐待絵を投稿してるやつらはpixivの荒らしみたいなものだな。 (2008-08-04 22 18 06) ルール上問題ないからいいんだけどね。サムネで大体分かるし。 できればpixivにも作者のNG機能欲しいなー、と思ったりもするけどw それよりもタグ荒らしだな。あれが一番厄介。普通の絵見ててもアレ見るだけで萎える (2008-08-04 22 22 48) ������[�I�I �ӂ��c�c �������[�I (2008-08-04 22 43 12) pixivで虐待絵って禁止されてねえよ馬鹿が 見なければ良い話 (2008-08-04 22 46 47) 虐待スレの住民も大変だな。 一部の自重しないやつらが外に設定を持ち出すから目の敵にされる。 ちょっと気の毒になってきた。 (2008-08-04 22 51 00) そうやって荒らしてる個人を虐待スレ全体に見立てて叩くからますます関係が悪くなるんだっての。 「チル裏で愚痴るだけじゃ我慢できない連中が虐待スレを荒らしにきた」なんて認識されたらまた話がややこしくなる (2008-08-04 23 04 52) 両刀の俺からすれば、虐スレにはwikiのまとめの人とか、意外と面倒見のいいやつも多い。 ただ、大人と子供の差が激しい。 頼むからそんなに敵視しないでくれ。 大半はスレの中でのみ楽しんでいるやつらだから。 あまり虐待スレと可愛がるスレが戦うところはみたくない。 (2008-08-04 23 06 21) なんという自演臭 制裁SSとか虐待スレと抗争させたいだけじゃんw (2008-08-04 23 07 16) 人格否定とか抵抗できなくなった子供の最後の悪あがきじゃねーかw お前らちょっと落ち着けwww (2008-08-04 23 16 15) 大変ですね (2008-08-04 23 20 56) 虐待なんてアブノーマルなんだから皆に受け入れてもらえるわけないんだよ。 それなのに認めてくれ、理解してくれってやつがウザいね。 個人の趣味だしスレ内で自由にやる分には勝手にしてればいいと思うけど やっぱり虐待自体が嫌いな人もいるから仲良くってのは厳しい注文なわけだ。 互いの領分を守って楽しむ。それだけでいいのにいちいち理解を求めるやつが多すぎるぜ。 (2008-08-04 23 22 48) もうさ、ここ要らないんじゃね?愚痴通り越して中傷の場だぜ 夏になって増えたどっちのスレの住人じゃない何かが暴れてるだけじゃない (2008-08-04 23 44 39) ここがなくなったらスレが荒れるだろ。 いわばゴミ捨て場だよ。ここは。 (2008-08-04 23 49 57) 設立の経緯はさて置き、今は「可愛がり」として独立しているのだから、 優先されるべきは『可愛がり専>掛け持ち』となるのが当然で、 むしろ掛け持ちの人が気を遣うのがマナーだと思う。 そういうのが煩わしいと思うのであれば、わざわざ自分は掛け持ちだと 主張するのは控えるべきだし、ゆっくり出来ないと判断したならそっと 身を引くべき。…これって、当たり前のことだと思う。 (2008-08-04 23 51 02) 夏厨めやってくれおる やりおる喃・・・やってくれおる喃 一人暴れるだけで何匹も釣れおる (2008-08-04 23 54 52) 掛け持ちも可愛がり専もどっちも同じ住人だよ 変な線引きして住人内で対立させたいのかよ アホすぎる (2008-08-04 23 59 03) 優先されるべきとか言ってる奴は正気か? 権利ばかり主張しすぎ、別に掛け持ちの人は荒らそうとしてるわけではないのに。 そりゃ掛け持ちの人も自分が好きなスレの悪口言われたら気分悪いだろw もう少し考えて発言しようぜ。 (2008-08-05 00 06 56) 虐待スレ虐待スレって虐待スレどんだけ愛してるんだよお前ら (2008-08-05 00 30 22) 対立させたがっている奴の気持ちがわからないな 元々隔離スレだし、どっちが炎上したって本スレには微々たる被害しかないだろうし どっちかの住人なら自分のスレが荒らされることぐらいはわかる なにか楽しくなるわけでもなし、なんかメリットが全くない気がするんだよね (2008-08-05 00 38 31) こんなところで人に聞くのも変な話しだけど 本スレってどこ? 発祥は他スレでも今はどっちのスレも独立したスレだと思ってたんだけど (2008-08-05 00 42 32) お約束をちゃんと読んだらまたおいで (2008-08-05 00 44 49) ああガ板か。AA興味ないから、説明読み飛ばしてた 発祥は虐待スレはキャラいぢめスレの隔離で可愛がりスレが虐待スレの隔離じゃなかったっけ? だからガ板は関連してるってだけで無関係だと思ってたよ (2008-08-05 00 57 47) 可愛がるって行為するだけなのになんでこんな醜く争ってんだ (2008-08-05 09 32 49) いわばゴミ捨て場だよ。ここは。 何か中傷しながらじゃないと可愛がれ無いぐらいならもう可愛がるなんてやめちまえよ (2008-08-05 09 37 35) わざわざこんな辺境の地までご苦労様。 気に入らないなら引き返せって書いてあるでしょう? (2008-08-05 14 02 17) てか虐スレへの誹謗中傷は全部ここで吐き出してからスレに来てくれよな。 前から虐スレに喧嘩売る奴がスレに書き込むたびにうんざりしてたから。 こっちはゆっくりを可愛がりたいだけなのに、喧嘩腰なスレ住人が邪魔でしょうがなかった。 嫌いな物はほっておけ、虐スレが気になるなら向こうの住人になって下さい。 (2008-08-05 14 47 18) >こんな辺境の地までご苦労様 シャドーボクシングしてね? なんかここって幻想板における愚痴スレみたいだね。 不満吐き出してすっきりするはずが他人のレス見て余計イライラって。 (2008-08-05 17 04 28) ここほんとに効果発揮してるのかな なんか結局荒らす奴が出て同じことになるんじゃないかと不安で (2008-08-05 20 19 22) pixivでゆっくりを可愛がる絵師が新たに現れるとすごく嬉しくなる。 即マイリス入りするね。 (2008-08-06 01 22 13) 愛でスレの職人さんたちは可愛がるということにびびりすぎだな。 ひどいことをしなければいい。それだけでいいのに可愛がってるかどうか気にしすぎている気がする。 (2008-08-06 07 51 06) ただ叩くだけでも虐待といえば虐待で愛でといえば愛でだからな (2008-08-06 17 52 01) 問題は個人の心情じゃなく第三者がどう見るか、ということか (2008-08-06 18 09 22) 多少毒のある憎たらしさもゆっくりの可愛さのうちと思うんだが (2008-08-06 21 21 59) 悪いことしておしおきでも夕飯抜きとかなら全然ありだしな (2008-08-06 21 30 42) なんかさスレとかでも掛け持ちを必死こいてアッピルしてる人いるけど無意味ですよ、それ。 多分虐待スレ住人でもまともな人がいるんですってのをアピールしたいんだろうけどそういう問題じゃないから。 虐待なんてのは異常な趣味、一般的に理解しがたい趣味なんだから嫌いな人がいて当然なんだよ。だから隔離スレなんじゃん。 でも趣味は個人の自由だし、然るべきところでやる分には文句は言わないさ。 それなのに俺達を認めてってしゃしゃり出てくるから叩かれるわけ。 元々嫌悪感なんて持たれて当たり前。それでも好きだからやっているってスタンスでできないのかな? (2008-08-06 22 08 58) 虐待スレと可愛がりスレを抗争させたい人がいるみたいだな 住人がいがみ合ったり罵り合うのを見るのが目的なのかな 虐待よりも暗く異常な趣味だ (2008-08-06 22 37 52) どこから人が来てようがスレの為のネタふりさえしてくれれば 麻呂はなんでもいいでおじゃる (2008-08-06 22 39 28) わざわざこんなところまで来て反論しなくていいでおじゃる。 暗いこと言ってるって分かってるからわざわざここで書いてるんでおじゃる。 ここを元に抗争するやつはよっぽどのお馬鹿でおじゃるよ。嫌なら来なければいいでおJAL。 (2008-08-06 22 43 40) よくよく考えたら俺宛でない可能性が高かった。上のは気にせずに… (2008-08-06 22 47 38) こうゆう自分ルールを押し付ける奴が一番邪魔なんだよね。 虐めスレの話題が出るだけで拒否反応示して無駄にスレを荒れさせる。 こうゆう原理主義者が一番可愛がるのに邪魔です。 ほとんどの住民はそういったアピールをスルーしてる現実に気付いてください。 どうしても目に付くなら”両刀””掛け持ち”等をNGワード指定して自衛してください。 はっきり言います。貴方こそ邪魔です。 (2008-08-06 23 23 44) そうやってなし崩しに認めさせて荒らすつもりだろ? バレバレなんだよ (2008-08-06 23 36 40) ここは愚痴をこぼす場所であって中傷の場ではないでおじゃる はようエスエスをかいてたもれ (2008-08-07 00 38 45) 麻呂語で茶化してくる奴きめぇな 自分に都合の悪い話題だから話そらしてるのが見え見えなんですけど (2008-08-07 00 45 59) 愛でるネタが欲しいだけでおじゃる 都合など知った事ないでおじゃる (2008-08-07 00 53 45) じゃあスレもどれよ ここは愛でる場所じゃなくて愚痴る場所だから (2008-08-07 01 00 07) ツンデレの扱いには困るでおじゃる (2008-08-07 01 01 19) はいはいそうやってなんでも自分に都合のいいように解釈しててくださいね (2008-08-07 01 02 33) 勘違いしてるようだがここはチラシの裏だ 愚痴だけじゃないよ雑談もアリ (2008-08-07 01 15 21) 俺達の好きなゆっくりは虐待しまっくてるくせに自分達の好きなスレの悪口はやめてとかすごい思考回路だよなw どっかの半島を彷彿とさせる。 (2008-08-07 01 36 45) pixivで作者別のNG機能欲しい。 (2008-08-07 01 39 26) どっかの半島を彷彿とさせる。 いい!これいいわw 確かに虐待スレのアホ共の知能レベルは半島人クラスw いや半島人に失礼かな? 虐待するくらいの連中だからもちろん人権なんか破棄してるんだろうし 半島人と同じくあいつらのこと人もどきとでも呼ぼうかなw (2008-08-07 01 45 12) だからそういうことを言うから! (2008-08-07 01 46 35) ……… こんな愚痴吐き場所でマジになっちゃってどうするの? (2008-08-07 01 51 36) ここID出ないからねえw なんの手間もかけず自演できる。 (2008-08-07 01 55 24) ……… __ _____ ______ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 'r ´ ヽ、ン、 ,'==i/ イ人レ\_ル==', i i イi (ヒ_] ヒ_ン ) ヽイ i | レリイ"U ,___, U" .| .|、i .|| !Y!/// ヽ _ン //// 「 !ノ i | L.',. L」 ノ| .| | ||ヽ、 ,イ| ||イ| / レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ おにいさんもっとグチちょうだい! (2008-08-07 01 58 45) 自演は自演でほっとけばいいのにね。ただの愚痴吐き場なんだし。 ムリに秩序を持たせなくていい、ここはそういう場所なんだから。 (2008-08-07 02 00 04) 愚痴とはいえ虐待スレ住人の悪口書きすぎると 掛け持ちの職人が愛でスレから離れそう (2008-08-07 02 06 07) それは問題だ (2008-08-07 02 06 41) そもそもあれらを書いてるのは本当にどちらかのスレの住人なんだろうか? そう思う吉宗であった (2008-08-07 02 07 41) 本来の目的はスレで虐待スレの話題が出るたびに荒れるからここに隔離しようとするもの。 掛け持ちの方がスレで悪い気分にならないようにという配慮だったのだがそういう人がここに来られては本末転倒だなw もう少し案内のほうに強く書きますか。 (2008-08-07 02 13 09) 最近スレの荒れ具合がひどいよね、特に昨日今日 「愛でる」だけの精神性を持っているはずなのになんでああも殺気立っているのか (2008-08-07 02 15 18) 両スレにここの話題持ってく奴がいる以上ここの必要性があるのか 無い方がまだマシな気もする (2008-08-07 02 16 52) 住人も混ざってると思うけど大半は愉快犯だと思う 争わせて両方のスレ荒れしたいんだろう そうすれば虐待も可愛がりも職人が減って過疎る (2008-08-07 02 17 49) >02 15 18 ”ぼくのかんがえたゆっくりめで”しか認めないやつが多いからだと思うよ。 必要なものだけとって後はスルーでいいのにね。なんか面倒見切れなくなってきた。 (2008-08-07 02 20 42) 提案 チル裏でなく愛でスレ用の議論場にする (2008-08-07 02 22 32) 虐待スレはROMってるだけだから何とも言えないけど、荒れてるのこっちのスレだけだぜ? なんか一人相撲とってるようなんだけど。ここらで原点にかえってゆっくりを愛でようぜ。 (2008-08-07 02 26 30) 掛け持ちを必死こいてアピールしているSS書きの人なんていたっけ? 後書きなどで少し書いている人程度なら見掛けたけど、それも設定の持ち出しなどに配慮してのものだったし。 (2008-08-07 02 28 55) チル裏なんだからここに書いてあることは気にしない!っていうことさえできないんじゃあなぁ…。 何を作っても住人が大人にならなきゃどうにもならんなぁと痛感したよ。 (2008-08-07 02 29 58) >02 28 55 SS書きさんはいないよ~。スレのほうでチラホラ見かけるのがね。 (2008-08-07 02 30 47) お兄さんいじめといえば虐待スレでお兄さんがゆっくりに変化していじめられるという 今話題になってるお兄さん虐待SSとゆっくり虐待SSの中庸のようなものがあったな (2008-08-07 02 32 37) 原点に戻ろうぜ あらゆる方法で単純にゆっくりを可愛がろうぜ! (2008-08-07 02 34 59) 02 30 47 なるほど。 まぁ、「虐待なんて書いているのに愛でなんて書くなよ」的な人が荒らす目的で書いているとは思っていたが・・・。 そういった人は残虐ホラーと少女漫画掛け持ちしている漫画家とか見るとアレルギー出そうだね。 (2008-08-07 02 35 58) そろそろリセット時か いったん区切って穏やかな流れに戻らねば (2008-08-07 02 36 43) 可愛がるつもりもないが虐待する気もない。 ただ可愛いゆっくりを眺めてたい俺はどこへ行けばいいんだろうね。 (2008-08-07 02 38 26) 可愛がられたり虐待されたりしてる可愛いゆっくりを眺めてればいいと思うよ (2008-08-07 02 40 45) ゆっくり関係のwikiを放浪すればいいと思うよ (2008-08-07 02 41 35) 虐待スレのお兄さんをわざわざ可愛がるスレに持って来て虐待しろとか… そんなの可愛がるスレに持ち込む奴が個人でやればいいのに… 可愛がるで討論させようとしてるのは荒らしかよ (2008-08-07 02 42 36) 虐待しろって時点でスレチなのにな (2008-08-07 02 44 53) 例え話でいちいち熱くなりすぎだお前ら。 そんなんだから荒らしにもすぐのっかちゃんだよ。 (2008-08-07 02 47 04) >02 28 55 >掛け持ちを必死こいてアピールしているSS書きの人なんていたっけ? なんでこんな疑問が出るのかわからん。 (2008-08-07 02 53 40) ここでなら虐待スレであぶれた作品も拾っていけると思ったがそうもいかないみたいだね。 虐待でなければ何でもOKっていうのを作りたいものだがどうしたらいいかな? (2008-08-07 02 57 50) スレ分散かスレタイ変更? (2008-08-07 02 59 35) どんな作品なんだよ? あぶれるような作品ってあんの? (2008-08-07 03 00 38) 分散が妥当か? でもそれに伴ってろだやwikiも分散しなきゃいかんしな。 出来るかな? やってみるしかないか。 (2008-08-07 03 01 43) >02 57 50 虐待スレ自体が注意書きつけときゃ虐待以外も許容されるからな 愛でスレはそんな中でも特に愛に偏ったやつのための隔離スレなんで 愛でに含まれないものは虐待スレでいいんじゃね? 分散は反対。キリが無いし虐待スレで十分賄えている。 (2008-08-07 03 02 56) こんなに語られながらそんなSSうpされないね 何でだろう… (2008-08-07 03 05 13) じゃあ愛でスレに向かないものは虐待wikiのほうに誘導? しかし基準が難しいぞ (2008-08-07 03 05 56) なるほど、虐待・グロネタを我慢してでも虐待スレ行った方がいいってことか。 あんまり好きではないんだが、そうするほうがよさそうか。 (2008-08-07 03 06 39) 具体的に書きたい作品内容が示されてない以上 注意書きさえあれば、ほぼなんでもありの虐待スレ行きを推奨するしかない (2008-08-07 03 08 32) 02 53 40 ヒント、チル裏過去ログ (2008-08-07 03 08 56) 03 05 13 書き始める前に確認取っただけじゃない? (2008-08-07 03 10 26) 確かに誰も書かないなw せめて作品を投下してから議論しようぜ (2008-08-07 03 11 31) >こんなに語られながらそんなSSうpされないね 虐待ウィキの復讐カテゴリがそれに相当していて、既に存在する。 誘導…というか正直な話、虐待スレのほうがメジャーで大規模なんで愛で側が誘導する必要ないだろう (2008-08-07 03 12 40) 無い物を論じるのは余りにも愚かしい とゆっくりが申しております (2008-08-07 03 14 21) じゃあ誘導はせずに少しスレの趣旨からずれているものは投棄場へ もうロダに投下されてしまったものはそれぞれジャンルのマークつけてwiki掲載とか (2008-08-07 03 18 44) あっちに投下してどうなるのか分からないのか? たぶん愛でスレが心無い人に荒らされるよ せっかくこっちに投棄場作ったんだしまずは投棄場に投下しようぜ (2008-08-07 03 31 30) 向こうのスレ、受け入れる気満点みたいだよ。何でも来い、燃料にしてやるって感じの流れになってる。 (2008-08-07 03 33 19) 愛でスレは些細なことで荒れるからな・・・ もしSSで荒れたときに「他スレが原因だ!」とか言い出したらシャレにならないし 火種はこっちに抱えたままってことで、投棄場においたほうがいいと思うよ (2008-08-07 03 49 18) まずはこっちの投棄場だろう (2008-08-07 03 57 01) とりあえずここじゃないけど投下されたみたいだしもう良いんでない? こちら側に投下されるかどうかは作者の決めることだべー (2008-08-07 04 04 19) あっちに喧嘩売りに行くよりこっちの方が明らかにマシ ここに投棄が最善策。 (2008-08-07 04 09 21) すいません、先走ってしまって。とりあえず今の所荒れるような結果にならずにほっとしています。 反応見る限り置いても投棄場という感じですかね。その場合はURLを貼る形になるのでしょうが。 (2008-08-07 04 15 47) >最善 _, ,_ ( ゜Д゜) それ作者の決める事だから (2008-08-07 04 16 43) あれ? 「SS投下したら虐待スレの連中が報復として愛でスレを荒らしにくる」 って話前提なのか? ちょっとおかしくね? (2008-08-07 04 20 40) ジャンル違いで叩かれるってことが言いたいんじゃないのか (2008-08-07 04 22 39) 荒らすのは虐待スレ住人というより両方を荒らす愉快犯だと思う 愛でスレの方が反応いいからこっちに居ついたんじゃなかろうか (2008-08-07 04 23 38) あんまり突っ込み入れすぎると自演で荒らすバカが出そうだ 虐待スレの住人は狭量で気にくわないとすぐ荒らすって印象づけたい人とか (2008-08-07 04 26 12) 趣味が違うだけで実際はそうでもないのにね ここもID出せればいいんだが・・・ (2008-08-07 04 29 20) とりあえず注意書きを書いて投棄場においてみます。 それとパスは書きません。今の状況は知らなかったのですが向こうの方が開けれたのを見ると 基本パスは変わってないようなので掛け持ちの方以外はこれで目に付くこともないと思います。 (2008-08-07 04 31 51) 04 31 51 乙 (2008-08-07 04 33 00) 投棄場の漫画・・・2ボスに惚れた。 (2008-08-07 08 03 10) 2ボス男前すぎるw (2008-08-07 08 16 34) ここ有っても百害あって一利無しだろ どうしても話題持ってく奴がいる (2008-08-07 11 37 07) スレが発展しない理由について思った。 投下されたssや絵に対しては殆どスルー気味のようにレスがつかないのに対して、 荒らしには過剰に反応するからじゃないかな。 なんというか、マイナスの方ばかり盛り上がってる。 (2008-08-07 12 39 31) 掛け持ちを敵視して粘着する奴がいるから または愛でスレへの配慮のため 虐待スレにレスした日は愛でスレはROM そんな人が多いんだと思う (2008-08-07 14 20 10) 書いても「こんなのは駄目だ!」って言われそうでこわい (2008-08-07 15 12 15) 趣旨に沿わないものでもなけりゃそうは言わない そうであってもアドバイスはする (2008-08-07 15 48 39) 昨日の今日もあって荒らしさんがよう沸いてますな。 いちいち構わずスルー。基本的なことができるかどうか。 (2008-08-07 16 25 59) >12 39 31 実はそんだけ住人が少ないのかもしれん。 攻撃的なやつは全部荒らしとしてスルーぐらいの気構えがここでは必要なのかもな (2008-08-07 16 34 04) そういえば住人てどれくらいいるんだろ。 トップへのアクセスが約900を行ったり来たり、ssが400くらいか。 そこから住人数は大体100から200人と予想。 もっと集まらないかなぁ。 (2008-08-07 17 05 48) 愛で専の住人です。SS・AAには積極的にレス付けてるし、 虐待はスルーしてる。SS書きに参加したいんだが、仕事が忙しいのと 文才に自信がないので見送り中。いつかは書きたい。 そんな俺が思うに、虐待に過剰反応してるのは虐待スレを見てる人だと思う。 (2008-08-07 20 12 15) 人を集めるには兎にも角にも質だろうね。 絵師やSS書きの質。スレの雰囲気の質。これに比例するといっていい。 作品は絶対的物量の少なさ。スレの質は言わずもがな。まぁこれからの住人一人一人の努力さあね。 (2008-08-07 20 54 29) レス着きづらいのはロダの問題もあると思うんだよね 可愛がるスレのロダの排水溝と比べて使いづらいこと使いづらいこと (2008-08-07 21 07 08)
https://w.atwiki.jp/25438/pages/3503.html
‐0‐ 「わたしの初恋は、和ちゃんだったんだ」 ‐4‐ 上から聞こえるやかましい音が、わたしの意識を現実世界に引き戻す。 ガチャガチャ言ってる目覚まし時計の頭を思いきり叩く。 鳴りやんだ時計の短針は「8」を指していた。 枕元に置いてあるスマホを確認する。 11月26日の予定、特になし。会社は休み。 これならもう一眠りできると思い、布団の中に潜り込んでみる。 しかし、頭の隅でなにかが引っかかっていて、それが睡眠をしつこく妨げていた。 わずらわしい。 原因はよくわかっていた。先程まで見ていた夢だろう。 それについては、今更なにを見せてくれたのやらと呆れる反面、 結局今でも確認できていないことを、まざまざと教えられているわけで、 どうにも気持ちよく横になることはできない。 この日付も原因だ。 仕方ない。今日はもう起きてしまおう。 ささっと用意したトーストとバターと目玉焼きとをテーブルに並べ、 軽く朝ご飯を済ませる。窓の外は明るい。おでかけ日和だ。 なにも予定はなかったけれど、せっかくなので作ってしまおうかと考えた。 壁に掛けられたコルクボードをぼんやり眺める。 沢山の写真が、隙間なく留められていた。 昔通っていた学校、車窓から見えた山、大きな時計塔、夜のビル群。 懐かしい笑顔の人たち。 でもその笑顔は、わたしからそっぽを向いているように見えていた。 ‐5‐ 適当に映画鑑賞でもしようかと、電車を乗り継いで町に出る。 スーツを着込んだ仕事真っ最中の人たちとすれ違いながら、 ぶらぶらと道を歩いていく。 「あれ、和さん?」 声をかけられた。振り向くと、同じ会社で働く後輩が立っていた。 後輩も休みのため、ラフな格好をしている。 「こんなところで会うなんて偶然ですね」 「そうね。あなたは、なにか用事?」 「いえいえ暇つぶしです。どうしよーもないくらい暇だったんで」 せっかくなので、わたしたちは行動を共にすることにした。 この後輩は、わたしの一年後に入社してきた。 非常に人懐っこい性格で、同期は勿論のこと、 一通りの先輩とも入社一年目から仲良くなってしまった強者だ。 仕事については、やる気はあるが、どうも空回りしがち。 しかし人間関係は上手く構築できているため、 よく周りから手を貸してもらうことができている。 わたしも幾度となく彼女の手助けをしてきて、その度に懐かれてきた。 「そういえば先輩の私服って初めて見ます」 少しどきっとした。 「わたしも、あなたに同じこと思ってたわ」 「まあ、休日会うような機会もなかったですしねー。 じゃあ今日は記念日ですね?」 「そこまでのものじゃないわよ」 わたしは肩を竦めて、くすりと笑った。 後輩の顔にはそれ以上の笑顔が浮かんでいた。 「じゃあじゃあ、適当に服見ていきましょうよ」 「お金あるの?」 「無いので見るだけです!」 こういった潔いところも、後輩の長所。 少し遠慮が足りないといえるかもしれないけれど、 これといって嫌悪感を持つことはなかった。―― ‐2‐ ――二十歳という区切りを越えたわたしは、バスに揺られながら、 市内の多目的ホールに向かっていた。 鞄の中に入っているのは、成人式の招待状。 車内には同じ目的地なのだろうなと思しき人がちらほら見られる。 スーツに身を包んだ若い男性に、華やかな振袖の女性。 一方でわたしは黒い、パンツスタイルのスーツを着ていた。 せっかくの機会だから振袖を着てみないかと両親には言われたものの、 自分はこのスタイルが一番しっくりくる上に、 振袖は色々手間がかかるということで、今の服装になった。 若いうちにやっておかなくちゃ後悔するかもしれないと、 誰かが言っていたかもしれないけれど、 やりたくないことをやって後悔することだってある。 前の女性が歩きにくそうにしながらも、なんとかバスから降りた。 その後ろについて行って、さっと降車する。 後ろはまた振袖を着た女性が降りようとしていた。 ホール前は市内の二十歳で溢れていて、そこかしこから歓声が上がっていた。 久しぶりの再会だ、嬉しくないわけがない。 ホールの入り口に向かって歩いていると、 わたしもすぐ同じ体験をすることになった。 「おっ、和!」 走り寄ってくる女性。 その姿は、多少違う点が見られるものの、概ね変化がない。 時を重ねてもイメージ通りの彼女が目の前に現れて、 わたしは何故だか急に吹き出してしまった。 「ふふっ」 「なんで笑う!?」 「ごめんごめん、あまりに律のままだったから」 「くっそー、わたしだって成長してんだぞー!」 律は案の定スーツ姿だったけれど、 カチューシャを外し、髪は下ろされていた。 「律がいるってことは、澪も一緒に来てるでしょ?」 「ああ。ほら、あそこに」 指された方向を見ると、華やかな振袖によく似合う、 落ち着いた雰囲気をもった澪が、わたしの知らない人となにか話している。 中学時代の友人だと、律は話した。 成人式は自分の住所を基準にして会場を振り分けられる。 つまり、高校時代の友人とはあまり会うことがなく、 小中学校の友人との再会が自然と多くなる。 小中学校の友人は、高校に入ってめっきり会わなくなった人も多く、 懐かしさもひとしおだろう。 一方で律や澪とは高校で会った友人のため、懐かしさはそう大きくない。 大学に入っても一緒のお互いにとっては、尚更のことだと思う。 そして、わたしにも恐らく大きな懐かしさは感じないだろう友人が、 ここに来ていることも推測できていた。 「あぁ! 和ちゃんにりっちゃん!」 ほら来た。抱き付かれる直前に、頭を押さえて制止させた。 「はいはい、せっかくの晴れ着が崩れるでしょう」 「ぐむむむ……」 「はは、この扱い方も変わってないな。そういえば和は留学したんだって?」 「ええ、半年だけね」 「酷いんだよー、わたしに相談の一つもなしに行っちゃうんだもんー」 この子の家を訪れた、あの日を思い出す。 留学をするか決断しきれず、心の中を右往左往していた時期だった。 そんな時、ふとしたことでこの子のお母さんに家へ呼ばれ、 この子に久しぶりに会って、勇気づけられた。 本人に自覚はないみたいだけれど、本当に助けられたと思ってる。 ただ、その悩みがとても大きかったことと、 まさかこの子と二人きりで対面することになるなんて思わなかったこととで、 あの時のことを聞き出すことは出来なかったのだ。 口を尖らせているこの子――唯を見る。 今、唯は隣にいる。 いつも通りの唯が。―― ‐6‐ ――服以外にも色々見ていこうと、デパートに入る。 お金がないと言ったばかりのはずだったこの後輩は、 遠慮一つしないでそこかしこを次々と見て回る。 見たことのあるような英語の文字列を視界の隅に捉えながら、 ここ割とお値段高めのブランドよね、などとモヤモヤ考えていた。 「いつかこんなの来て、街中を歩いてみたいですー!」 「したり顔してるあなたの顔が思い浮かぶわ」 「あ、わかります」 「本人が言ってどうするの」 後輩は照れ笑いを浮かべ、頭の後ろを掻いた。 「あ、これ和さんに似合ってるかも」 「……そうかしら」 「普段の和さんとはイメージ変わりますけど、似合いますよー。 もう少し髪伸ばしたら、さらに似合うと思いますけど」 わたしは肩にも届かない自分の髪に指を通した。 無抵抗に指が髪の間を通り、そしてすぐにするりと抜けた。 少しずれてしまった眼鏡の位置を直した。 「髪は伸ばさないんですか?」 「そうね。この長さだと楽だし、それに」 「それに?」 「ずっと昔からこういう髪型だったから」 なら、余計に変えてみるのもいいと思います。 後輩はわたしと、その服とを並べてまじまじ見ながら、そう言った。 ‐7‐ 特に理由もなくインテリアショップに入っていった。 入るや否や商品に手を伸ばす後輩は、 こんな柔らかいソファがあれば、ベッドがあれば、 もう贅沢は言わないからクッションでもあれば、 すぐに暮らしは変わるんだと、しきりに熱弁していた。 買えばいいのに、と言うとお金がないと言う。 わたしの部屋には座椅子が一つある。 実家から持ってきたもので、それだけ長い年数使っているのだから、 当然のようにオンボロである。 「買い替えればいいじゃないですか」 「物は大切にするものよ。使えるうちは使っておくの」 「これはこれ、それはそれです。変えた方が結果的に経済的だった、なんてこともありますし」 「それ実体験?」 「……つい一ヶ月前に修理に出した掃除機が、再び故障しました」 「なるほどね」 買い替えの時期を見極める。それは少し苦手かもしれない。 後輩が、なら小さなものから新しくするのはどうでしょう、と言ってきたので、 小物売り場を見ることにした。 部屋の中に緑を増やす模造の草花。 適当なものをしまうのに丁度いい小柄で可愛らしいカゴ。 落ち着きのある橙色を含んだランプ。 心安らぐ香りのアロマオイルと、ディフューザー。 「へえ……」 意外なことに、初めは小さなことから始めようと思っていたそれは、 いつの間にやら部屋全体の雰囲気を変えようという段階まで進んでいた。 「ノリノリになってきましたね?」 「見るだけだから」 そうは言っても、頭の中の想像を止めることは出来ない。 本当に実行してしまおうかしら、と考えるぐらいには進んでいた。 お金に余裕が出来たら、あるいは実現できるかもしれない、 そんなことを思っていたところに、あるものがわたしの目を引きつけた。 「でも、そうね。これ買おうかしら」 「コルクボードですか?」 「家にあるのは一杯になっちゃったから」 「ははあ、なるほど……で、その家にあるものには、 どんな写真を貼ってあるんです?」 「学生時代の写真がほとんどね。風景とか、友達との写真とか」 「えー、彼氏とかの写真じゃないんですかー?」 「いないわよ、そんなの。できたこともないし」 会話が途切れる。首を回すと、後輩は目を丸くしていた。 「い、意外です。和さんって、こんなに綺麗で、仕事もできるのに」 「ありがと」 「これだけ揃っていると、高嶺の花ってことで手を出しにくいとか……?」 「勝手に想像膨らまされると困るんだけど」 「あ、和さんって女子高だったんですよね。 あれですか、和さんってボーイッシュでしたし、モテました?」 「モテちゃいないわ。友達に、そういうのが一人いたけれど」 「うはぁ~、やっぱいるとこにはいるんですね~。 でもその人がいなければ、和さんがそのポジションだったのかもしれませんね!」 わたしは苦笑いをすることしかできなかった。 つくづく遠慮のない子ね、と心の中で呟いた。―― ‐3‐ ――唯たちの大学では今日、学園祭が行われている。 大学の学園祭は、高校までのものとは比べ物にならないほどの規模で、 一つ一つの質も非常に高い。 三年生となったわたしや唯たちは、来年就職活動であくせくすることになる。 となれば今年に一番力が入っているわけで、わたしはそんな唯たちの演奏が聴きたく、 本人たちには伝えずここに来たのだった。 演奏までの時間はまだ少しある。 しばらく他の催し物を見て回ろうと思ったが、その矢先のことだった。 唯の姿を見つけた。 唯は誰かと一緒に歩いていた。 ショートカットで、後ろ姿は男性に見えなくもないが、 ちらりと見えた整った綺麗な顔立ちから、女性だとわかる。 その女性の腕に、唯が自分の腕を絡めた。 女性は迷惑そうに振り払おうとするものの、唯もなかなかしぶとい。 大学でも、唯は誰かに懐いていた。 わたしは、唯たちの圧倒的な演奏を客席から聴いて、それから、帰宅した。 唯がお父さんと同じような、海外出張の多い仕事に就いたと知ったのは、 もう唯が日本から出て行ったあとのことだった。―― ‐8‐ ――ウィンドウショッピングもそこそこに、 デパート近くにあったレストランへ足を運ぶ。 周りを見ると家族連れの人も多く、値段設定もやさしいお店だった。 向かい側の席では、後輩がメニューを広げて唸っている。 「目玉焼きとハンバーグの組み合わせって半端ないと思うんですよ。 誰なんでしょう、この組み合わせを考案した天才は……」 「そう。じゃあわたしペペロンチーノにするね」 後輩はハンバーグにすることまで決めたものの、 上にチーズを乗せるか目玉焼きを乗せるかで逡巡していた。 そういえば今朝の目玉焼き、トーストに乗せて食べるのも良かったかもしれない。 後輩は首をあっちへ捻り、こっちへ捻りを繰り返し、 また随分と時間をかけてから、メニューの一ヶ所を勢いよく指さした。 「決めました、目玉焼きにします!」 「店員呼ぶわね」 注文を店員に伝えてから、新しいお冷も一緒に頼む。 既にグラスの水は半分以下になっていた。 「和さんはそのコルクボードに、なに貼るんですか?」 「そうね……これから写真を撮る機会があれば、それを貼るでしょうね」 「じゃあここで一枚撮っときます?」 「そんな程度のことで貼ってたら、あっという間に埋まっちゃうわよ」 「地味にキツイこと言いますよね、和さんって……」 自覚はないのだけれど。 「それにしてもここから始まるんですね」 「なにが?」 「和さんの部屋、劇的ビフォーアフターがですよ」 頭の中で、例の曲が流れ始める。 「そこまでのものじゃないけれど、そうね。ちょっとずつ変えなくちゃね」 「和さんって、髪型はそうですけど、私服もあんまり変えない人ですか?」 「さすがに高校時代のものは着ていないけれど、趣味はそう変わってないわ」 「ほうほう。眼鏡も変わってないですしねー」 「一応いくつか持ってるのよ。これをメインで使ってるだけで」 「失礼いたします」 そこにピッチャーを持った店員が現れた。わたしのグラスに水が注がれる。 まだ半分以上残っていた後輩のグラスにも、同じように水が満たされる。 グラスを傾ける。中の氷がかちゃりと鳴いた。 冬本番間近とはいえ、ぬるい水よりは冷たい水がおいしい。 静かにそれを口に近づけ、喉を潤した。 喉をすっと通り抜ける冷たさが心地よい。 頭もじわりと冷えていくようだ。 その頭で、ふと先程の会話を思い出す。 「……待って。あなた、わたしの高校時代をどうして知ってるの?」 「あっ」 「眼鏡のことは一つも話してないはずだけど?」 「……あちゃー」 後輩は頭を掻きながら、困ったような笑みを作っていた。 私服のこと、髪型のことは言ったものの、眼鏡のことは一つも言っていない。 「いやまあ最後まで隠すつもりはなかったんですよ。 ほんと、どこまでバレないかなーって遊んでたっていうか」 「あなたも桜高の生徒だったってこと?」 「はい。和さんの、一つ下の学年でした」 初耳のことだった。 「今まで知らないフリをずっとしてたのね……」 「いえでも、私服とかは知りませんよ。 あと、会社に入りたての頃は全然気づきませんでしたし」 しばらく一緒に働いていて、わたしが桜高に通っていたことを知り、 最後はこの眼鏡と髪型で気がついたのだという。 「まあ、だからどうってわけじゃないけど。 よく今まで隠し通せたものね」 「ですねえ。まあわたしも、なんかの式とかで、前に立っていた和さんを見たぐらいです。 気づかれなくても無理はないですね」 しばらくして、それぞれ注文した料理がテーブルに運ばれる。 後輩はこういう性格をしていながらも、 意外とナイフとフォークを器用に扱い、ハンバーグを切っていた。 「そういえば和さんって、軽音部のあの方と仲がいいんですか?」 「軽音部の子たちとは友達だったけど、誰のこと?」 「ほら、演奏の合間のトークで無茶ぶりしまくってた人ですよ」 唯のことだ。 「ああ……そうね、結構仲良かったわよ」 「ですよね。なんか、たまにあの人が和さんに引っ付いてるとこ見ましたもん」 「あの子は誰にでも引っ付く子よ」 「なるほど。わたしもよく引っ付いてた人だったんですよー」 「あなたが?」 「特定の先輩だけでしたけど」 一口大に切ったハンバーグを、 とろっと流れ出ている目玉焼きの黄身につけて、口に運ぶ。 後輩は目を瞑り、しきりに頷いた。 「やはりエッグハンバーグにして正解でした」 「それで、その先輩とは今も会ってるの?」 「あ、はい。今でも仲良くしてもらってます。 初めは随分と迷惑がられましたが、先輩が三年生のときの学祭で、 思い切って気持ちを全部ぶつけてみたんです」 「それで上手くいった、ってことね」 「そういうことですね」 この子は上手くいった。でも、わたしはわからない。 不意にそんな言葉がわたしの脳裏に浮かび、ぐるぐると渦を巻き始めた。 わたしはわからない、とはなんだ。 上手くいかないかもしれない、ということだ。 なにが上手くいかない、というのか。 それは、あの日を境に知ろうとしたことだ。 機会なら何度もあった。それが全て流れてしまった。 だからわたしはあの日のままでいながら、 実は少しだけでも変わってしまったソレに接しながら、 そのズレに長い年月悩まされていた。 悩みは年月で薄くなり、溶けてなくなる。 しかし不意の出来事でまた凝固し、こうして眼前に表出する。 目の前の後輩を見る。珍しく、ちょっと自己嫌悪の感情を覚えた。 「でもね、唯はもう日本にいないの」 「あ、唯っていうんですか、あの人。ライブの紹介で言ってましたっけ。 でも日本にいないっていうのは、どういう……?」 「海外出張の多い仕事に就いたみたいでね。 あの子、親もそうだったから、影響されたのかしら」 「へえ。なんだかカッコいいですね。できる大人、ってやつでしょうか!」 胸の奥が、軋む音が聞こえる。 少しのズレは、もう、決定的なズレだった。―― 2
https://w.atwiki.jp/gup-br/pages/98.html
オトナになんてなるもんか――――それはいけないことですか? ☆ ★ ☆ ★ ☆ <フェイズケイ> 記憶に間違いがなければ、初めて「すごい」と褒められたのは、小学二年生のときだったと思う。 歩こうが食事をしようが何をやっても「すごいねえ」と猫なで声で褒めてもらえた幼少期のそれとは違う、純然たる賛美の声。 感心と驚愕を滲ませる大人達の顔と、憧れと尊敬に瞳を輝かせる周囲の子供達の顔。 嬉しい気持ちは間違いなく存在したし、向けられた言葉への感謝の気持ちもあった。 しかし、その言葉を素直に受け入れ増長したことは一度もない。 ――好きなことを好きにやっているだけなのだ、一体何がすごいものか。 そんな気持ちが、心のどこかにあったのだと思う。 小学2年生にして戦車の知識が豊富だったのも、戦車というものに早い内から興味があったというだけのこと。 作戦指揮能力だって、隊長をやるのが楽しいから自然と身についただけのことだ。 天賦の才などではないし、ましてや苦しい特訓の成果でもない。 好きなことを好きにやっていた結果、人よりたくさん数をこなし、当然の帰結として結果が伴っただけである。 そう、本当にすごいヤツというのは、天賦の才で常人には出来ないことをやってのけるような者のことを言う。 嫌なことを歯を食いしばって何度もやっている者や、常人が躊躇うことを躊躇なくやってのける者こそ、すごいヤツと称されるに相応しい。 (アンジー、貴女……) ケイにとっては、角谷杏がその『すごいヤツ』の代名詞だった。 『様々なトラブルの末、名門校から転校してきた西住みほに再び戦車道をやらせる』 普通、なかなか出来ることではない。 難しいというのは勿論のこと、みほの事情を思うと、普通はやりたいとも思わないだろう。 優勝を逃せば廃校なんて状況に陥っているとすれば尚更だ。 そんな重責をあの状態のみほに背負わせるなんてこと、常人ならばやろうとも思わない。 だが、杏には、出来る。 その目で見てきたわけではないので、どれだけ悩み苦しんだのかは知る由もない。 だがしかし、良心の呵責や心理的抵抗を全て捨て去り、みほを再び戦車道に引っ張り込んだことは事実。 それは、ケイでは出来なかったことだ。 みほがサンダースに来ていたとしても、嫌がっている人間相手に戦車道の話を振ることすらしようと思わなかっただろう。 “いいヤツ”なのではない。それが“普通”なのだ。 ケイだけではない。 カチューシャだってそうだろう。 ダージリンだってきっとそうだ。 大学選抜相手に大車輪の活躍を見せたミカだって、勿論アンチョビだってそう。 彼女達は選んだ道こそ違えど、選び方は皆同じ。 『自分の信ずる、自分の歩みたい道を征く』 そんな、悪く言えば簡単で楽な選び方をしているのだ。 非凡な道に見えるのは、人より少しばかりやりたいことを実現するだけの力があったというだけのこと。 道を歩く姿に、おかしな点などどこにもない。 (そう、なのね……) 目的のために非情とも取れる判断を下し、己の心を殺し続ける。 杏以外では、そんなことが出来るのはかの西住まほくらいなものだろう。 しかしその『非情さ』は、幼少期から西住流後継者としてゆっくりじっくり教育されて作り上げられたものにすぎない。 時間をかけ、段階を踏めば、誰だって嫌なことを出来るようになっていく。 つまらなく、外道で、胸糞悪くて、最低で、腹立たしいことだって、心を殺してやれるようになる。 大義名分を掲げ、飲み込み難い現実をゆっくりゆっくり噛み砕いて飲み込んでいく。 まったく腹立たしい話だが、そんなクソのような行為を、やがてはしなくてはならない。 きっとそれが、『オトナになる』ということなのだろう。 よく校内で耳にしていた、爆音で流れるロックンロール。 その中で否定されるオトナは、概ねそういうものだった。 そのくらい、あの姿は、よくあるオトナのソレなのだろう。 「…………」 だが、そうだとしても、だ。 今の状況でソレをやるのは、オトナでも難しいのではないだろうか。 飲み込み難い現実は、喉を通らず吐き出される。 そして、益がないと理解しつつも、泣き喚いて不平不満をのたまうことしかできない。 きっとオトナでもそうなるのではないだろうか。 そのくらい今の状況は過酷であり、平然と理不尽を飲み込みきった目の前の少女は異常だった。 「お前……お前、何やってるんだよォ!」 人を一人、それも見知った顔を殺しておいて、平然と笑顔を作れる。 そんな化物を前にした“普通の人間”が取れる行動など、決まっている。 自分のように恐れ慄き口を閉ざすか、混乱する思考に舌を乗っ取られ損得勘定も出来ずに口を開いてしまうかだ。 「必要だった。だから殺した」 淡々と、そう、淡々と告げられる。 多少声が震えているのが分かったが、しかしそれは杏の『正常さ』には決して繋がらない。 むしろ、杏の『異常さ』が際立つだけだ。 「分かってないなら教えとくけどさ、もう、犠牲ゼロなんて無理な所に来ちゃったんだよ」 残酷な正論を導き出し、無慈悲な未来を選択する。 いっそ心が壊れています、と言われた方が納得だ。 なのに杏は、摩耗しながらも心を壊さず、躊躇なく選び取った。 ――私とは、違う。 頬を一筋の汗が伝う。 違う? 違うって、一体何が? 格か? 覚悟か? それとももっと根本的に、生物としての何かか? 「確……かに、もう、そうかもしれないけど! でも、何も殺すことないじゃないか!」 二人の会話に割って入ることが出来ない。 使える人間に取り入って、手段を選ばず立ち回ろうと決めたのに。 どちらかに肩入れし、信頼を得る絶好の機会だと言うのに、何も言葉が出てこない。 「……あのさ、じゃあ逆に聞くんだけど」 喉が貼り付く。呼吸をするのも忘れそうだ。 小さく聞こえるカチカチという音は、自分の顎が小さく震えているからだろう。 「生かしておく理由、あった?」 ぶわり、と全身の穴という穴から汗が吹き上がる。 総毛立つというのは、こういうことを言うのかもしれない。 杏の目を見るのが恐ろしくて、思わずそらした視線の先、胸に穴を開けたカチューシャと目が合った。 「………………っ!」 ごぼごぼと口から溢れた血液と、どろりと濁り虚空を見つめている眼。 ひと目見て分かる、もうカチューシャは助からないという事実。 いや、多分、あの痙攣も単なる生体反応で、とっくに死んでいるのだろう。 「相手はあのブリザードのノンナ。伝え聞く話だけでも、かなり強いってことが分かる」 カチューシャの骸から目が離せない。 眼前で繰り広げられている二人の口論なんて、鼓膜を震わせるだけで、ちっとも頭に入らなかった。 「倒すなら、不意をつくしかないだろうね。不死身のバケモンってわけではないだろうし、それなら勝ち目がある」 少なくとも、杏と同じことを、自分もしたはずだった。 冷静に計算し、やらねばらなぬと判断し、そして見知った顔をその手にかけた。 杏とは、何も変わらないはずだ。 「そうなると、こちらから先手を取ることになるわけだけど、そんなこと、カチューシャが許すと思う?」 なのに何故、こんなにも恐ろしいのだろう。 自分の行いを客観視させられたからだろうか。 それとも、異様に安らかだった赤星小梅の死に顔と違う、“志半ばで殺された顔”を初めて見てしまったからだろうか。 「大体さ、ちょびだって、カチューシャとは意見が合わなかったじゃん。酷いことだって言われたよね」 まぁ、いずれにせよ、要するに――ケイには向いてなかったのだ、本質的に。 杏のようにならねば生き残れないと分かりつつも、杏にはなれなかった。 ジョークのセンスは似通っていても、もっと根っこにある部分が、決定的に違ったのだ。 「それ、でも……生きててほしいだろっ……」 勢いで人を殺し、うだうだと考えて、ここに来てようやく決意を固められそうだった。 それを一瞬でやってのけた怪物を前に、自分はどうすべきなのか。 迫り上がってくる胃液を無理矢理押さえ込み、停止していた脳みそを強制的に再起動する。 「私はっ……お前にも、カチューシャにも、生きててほしかったんだよ! 友達だろォ!」 己の弱さから目をそらせたら、幸せだったかもしれない。 しかし、そうもいかないだろう。 戦うと決めたのだ。そのことだけは、もう引っくり返しようがない。 敵うはずのない怪物を見たからと、今更膝をついてコドモのように泣きじゃくるだけでいいはずないのだ。 「生かす理由!? 殺さない理由!? 友達だからだ! それだけでいいじゃないかよォ!」 正直に言って、角谷杏は強い。強すぎる。 この場であの選択を出来る者なんて、数えるほどしかいないだろう。 取り入る価値のある、有数の猛者だ。 「……お前はいいヤツだよ、ちょび」 だからこそ――彼女の手を取るわけにはいかない。 「だけど悪いね、私はその信念に、殉じてやることができない」 カチューシャと比べれば、自分の好感度は杏の中で高いだろうと思う。 だがそれでも、大洗の面々やアンチョビとは比べるまでもないだろう。 『杏にとって、ケイは、それほど優先すべき存在ではない』 最善手のために冷酷な判断を下し、手を汚せる人間の中で、優先度が低いという事実。 他者に向かえば頼りになる矛先が、こちらに向く可能性は高いだろう。 ましてや自分は、人殺しだ。 心底脱出を目指していたって切り捨てられかねないのに、優勝を目指す身で取り入るにはリスキーすぎる。 それこそ、西住みほと遭遇し、真実を話されようものなら、問答無用で撃たれるだろう。 推定無罪なんてものはない。ここはそういう場所だ。 「消えてくれ、ちょび。悪いけど、もうここは戦場になる」 ノンナが殺し合いに乗った。 確固たる証拠すらないその事実により、カチューシャは殺されたのだ。 出来ることなら円満に、この場を抜け出さねばならない。 「殺したくはないんだよね。私、ちょびのこと好きだし」 そう言いながらも、杏は銃口をアンチョビに向ける。 言葉を続けようとしたアンチョビが、ビクリと震えるのが分かった。 「優勝目指すわけでもないし、チームを解散するつもりもないんだけどさ」 銃口を前に、アンチョビの瞳に恐怖が宿る。 何かを言おうとしていたらしく半開きの唇から、カチカチと歯が打ち付けられる音が聞こえてきた。 「だけどノンナはここで殺す。これは規定事項なんだよね」 冗談めかした口調から一点、底冷えするほど冷たい口ぶり。 この状況で冗談めかしていたときも不気味ではあったが、今はそんな比ではない。 「だから――邪魔になるなら、カチューシャみたいに黙ってもらうことになるよ」 銃口を向け、それを“やれる”という確かな実績を携え、冷たい口調で脅しているのだ。 怯えるなという方が無茶だろう。 「今の私のやり方に文句があるなら、後でで聞くよ。終わってからね」 終わってから、というのは、ノンナを殺害してからということだろう。 要するに、責められてもいいが、しかしカチューシャとノンナを殺す方針を変える気などないということだ。 「こっちとしても、そろそろ襲撃に備えないといけないし」 もう止めるのは無理だろう。 それを理解させるには銃口だけで十分だが、杏は更にダメ押しを加えた。 「それとも、一緒に戦ってくれるのかな?」 優しく、しかしながらモノでも扱うように、足を使ってカチューシャの亡骸を小突く。 胸に乗っていた腕が、力なく地面へと落ちた。 完全に、事切れている。 「う、うう……」 顔をしわくちゃに歪め、アンチョビが俯く。 まるで廊下で叱られている小学生のように、声を押し殺して泣いていた。 悲しいのと、怖いのと――それと、悔しいのとが、ないまぜになっているのだろう。 「……アンジー」 アンチョビに対し、杏は言葉を続けなかった。 分かっているのだろう、アンチョビが共にノンナを殺すなんて道、選ばないということを。 だから、二人の会話はこれで終わりだ。自分が割り込むならば、今をおいて他にない。 「悪いんだけど、私も……」 もう、多少強引であろうと、ここを離れるしかない。 いつ切り捨ててくるか分からぬメンタルモンスターと、ノンナというフィジカルモンスター。 それに挟まれて戦うだなんて、絶対に御免だ。 開戦前に、さっさとずらからなくてはならない。 「……ま、いいけど」 身震い。 向けられた瞳に宿る色は、アンチョビに向けられていたときと異なっている。 手に入らない綺麗なものを見つめるときのそれとは違う、興味のない路傍の石でも眺めるような冷たい視線。 やはり離脱こそが正解だ、と思わせるには十分だった。 もう杏と手を取り合うことは無理だろう。 少なくとも、ケイの方が、杏を信じることができない。 「行きましょう、アンチョビ」 余計な言葉は言わない。 アンチョビの手を取り、早足に歩く。 杏との射線に、アンチョビが入るように心がけながら。 (アンジーは危険。ノンナと潰し合ってくれる方が助かる) こちらが抱いた不信感も、とうに見抜かれただろう。 当然だ、隠すことを放棄したのだから。 殺し合いに乗っていなくとも、あの場面なら大半の者が杏に忌避感を抱く。 それはアンチョビを見ても明らかだ。 ならば、無理に演技して取り繕う必要はない。 ボロが出る危険を犯して迎合するより、素直に嫌悪感を出し立ち去る方がいいだろう。 どう転んでも撃たれるリスクがあるのだから、反対することで即射殺される可能性には目を瞑った 結果として、アンチョビと二人戦列を離れられたのだ。 選んだ方針は正解だったと言えるだろう。 「……グッドラック、アンジー」 黙って去ることが出来なかったのは、やましい気持ちをひた隠すためか。 兎に角、杏と関わり合いになりたくないケイとしては、杏にある言葉を言わせるのだけは避けたかった。 それはズバリ、集合場所。 杏は、アンチョビと後ほど合流するつもりかもしれない。 その合流場所を聞いてしまったが最後、そこに行くか、知っていたのに行かなかった者となるかの二択である。 出来ればこのまま『敵ではないが、ついていけなかった』程度の距離感を維持していたい。 そして幸いにもその願いは叶った。 杏も、動揺していたのかもしれない。 或いは、もう、アンチョビとは共にいられないと思ったのかもしれなかった。 とにかく――ケイは、命をチップにした杏の仕切る鉄火場から逃げ遂せた。 病院から離れるべく、アンチョビの手を取り、早足に移動する。 (問題は、今後アンチョビをどうするかね……) 握った手から、未だ震えが伝わってくる。 顔色も悪い。表情は今にも泣きそうだ。 (心が折れてるのかしら。無理もないわね) 目の前で起きた出来事への衝撃と混乱。 ぐるぐると迷走していた思考は、勢いを伴い口から飛び出た。 その勢いに無意識で乗っかり、先程は杏に言葉を投げ続けていた。 だが、その杏に銃口を向けられたことで、勢いは死んでしまった。 むしろ、今度は恐怖が津波のように押し寄せてきている。 頭で考えず、心で考える。 そんなアンチョビだからこそ、一度恐怖を覚えたら、なかなか抜けられないかもしれない。 (折れたままなら、それで良し。主導権を握って、利用し尽くす) 芯の折れたアンチョビは、はっきり言って怖くない。 自信も喪失してくれていれば、それなりの理を用意するだけで素直に従ってくれそうだ。 弾除けには申し分ないし、お人好しのアンチョビと居れば、殺し合いに乗っていないと信用してもらいやすいだろう。 もっとも、すでに二人となっていた場合、既存チームに取り入るのは難しいかもしれないが、そこは放送によるチーム情報を聞いてから判断しても遅くはない。 いずれにせよ、アンチョビの心が折れているのなら、一旦手の内に置いておきたかった。 (でも、もし、まだ折れていないようなら……) 仮に、アンチョビが立ち直るとしたら。 その時は、リスクがリターンを大幅に上回ってくる。 何せ、立ち上がれたアンチョビなら、杏と真っ向からぶつかって止めようとしかねない。 それは最も避けたいところだ。 杏には極力関わらず、淡々と邪魔になる者を処理してもらうのがベスト。 そして最後はキャパシティをオーバーし、どこかで命を落としておいてもらいたい。 あの感じだと、杏は己の身の安全は二の次と考えている。 放っておけば、いずれ死んではくれるだろう。 (ここから立ち上がるようなら) そもそも、先程のイベントを踏まえた上で立ち上がれたアンチョビは、杏のことを抜きにしても厄介がすぎる。 というのも、その圧倒的なカリスマ性と人の良さは、この場においてかなりのアドバンテージとなるのだ。 勿論ケイとて他人に好かれるタイプではあるが、それでも裏表があり、多少恐れられていることを知っている。 だがアンチョビにはそれがない。 とにかく裏表がなく、故にこの場面ではとにかく信用しやすいのだ。 その点では、最も西住みほに近い存在と言えるだろう。 (そうなったら――――) それだけは、不味い。 みほ相手だろうと手段を選ばず取り入るべきだったというのは間違いではない。 だがそれは、“すべきだった”という過去形だ。 殲滅戦開始直後のフラットな状況ならば、それも通用しただろう。 だが今は、事情が違う。 すでに自分が殺し合いに乗ったことを、知っている者が居る。 西住みほ。 あれほどのことがあったのだ、心が折れていてもおかしくない。 先程声が聞こえてきたが、無警戒に声を上げて襲われていておおかしくない。 そして亡骸となっており、間もなく始まるであろう放送で呼ばれたっておかしくない。 だが同時に、あそこから立ち上がって希望に向かって進んでいてもおかしくない。 そうなると、状況は最悪だ。 何せ、取り立てて狂信者というわけでもない普通の少女が、命を捨ててでも守ろうとした人徳の持ち主だ。 彼女を慕う後輩や同じ戦車の仲間も入れると、彼女のために死ねる者は大勢いるだろう。 瞬く間に大集団を結成していたとしても、何らおかしなことはない。 だが、その大集団に、ケイが入り込む余地はない。 そのチャンスを、自ら捨ててしまったのだ。 みほ一人なら、反省したと厚顔無恥にも取り入れたかもしれないが、今はもう事情が違う。 杏はみほを名指ししていた。 あの言葉にみほが乗るとは思わないが、杏がみほを探す可能性はあるだろう。 厚顔無恥に取り入った状態で、あの杏に会うことだけは、絶対に避けねばならない。 その場で殺されてもおかしくない。 声が聞こえたが、みほに取り入るのは無しだ。 そうなるともう全てを知るみほを殺すしかないのだが、大集団を結成されてしまうとそれも難しい。 数多の肉の盾により、誰より死から遠い場所で守られるのは目に見えている。 みほが健在ならば、ある程度利用できる集団に潜り込み、力を蓄えておく必要がある。 そして、ある程度信頼ができる殺し合いに乗った者とのチームに乗り換え、みほとの闘いに備える。 オトナになれなかった序盤の自分の甘さが、そうするより他ない事態を招いてしまった。 (貴女を殺すわ、アンチョビ) なので、そうなると、立ち直ったアンチョビはとにかく邪魔な存在となる。 アンチョビに大集団を作られては、こちらとしても困るのだ。 優勝狙いの集団に乗り換えるのに支障をきたすし、人が増えれば増えるほど、みほから情報を聞いた者が混ざる可能性が上がる。 兎に角、まあ――いずれにせよ、殺さなくてはならないのだ。 みほが放送で呼ばれれば、利用し尽くし、適切なタイミングで。 みほが呼ばれていないとしても、アンチョビの心が折れていれば、やはり利用した後、適切なタイミングで。 みほが呼ばれず、アンチョビの心も折れていなければ、今すぐ、この場で。 「……ストップ、アンチョビ。放送が始まるわ」 ぷぅ、と一つ息を吐き、メモを取る準備をする。 みほの生死のみならず、聞くべき情報は沢山ある。 死者や禁止エリアは反映されるとのことだが、メモの準備をしておくに越したことはないだろう。 冷静に、手順を誤らず、勝ちに向かわねばならないほど、心理的には追い込まれている。 後味だの気持ちのいい勝利だのコドモじみたことを言った結果がこのザマだ。 ここからは――切り替える。 切り替えて、冷静なオトナの判断をくださねばならないのだ。 殺した命を無駄にせず、生きて帰るためにも。 ☆ ★ ☆ ★ ☆ ――――オトナになんか、ならなくていいのに。 ☆ ★ ☆ ★ ☆ <フェイズみほ> 赤星小梅は、学園艦が好きだった。 黒森峰女学園そのものも愛していたし、戦車道にも愛着を持っていた。 だから、小梅の亡骸は、海が見える場所に埋葬することにした。 少々距離があることを思うと、逸見エリカは反対するのではないかと少し思ったが、 しかしながら、「そう」とだけ言うと、黙って小梅を担いでくれた。 「貴女と違って、逃げなかったのよね」 穴を掘りながら、エリカがぽつりと呟いた。 西住みほの心がチクリと痛んだが、しかし必要以上に落ち込むことはやめた。 エリカが唐突にそんなことを口にした意味を、理解することができたから。 「……あれだけの水難事故に遭えば、水がトラウマになってもよさそうなのに」 「……うん」 本当なら、あの事故が理由で転校していてもおかしくない。 周囲からの叱責や重圧が原因であったみほなんかよりも、よっぽど。 「赤星さん、戦車道、大好きだったから……」 「……黒森峰の戦車道が、よ」 ひょっとすると本人は、自分のことを弱いと思っているかもしれないけれど。 黒森峰の栄光に土をつけ、みほを救えなかったと、悔いているかもしれないけれど。 あんなことがあったのに、まだ戦車道に向き合い続けている小梅のことを、二人は強いと思っていた。 黒森峰女学園で、レギュラーの座にしがみつくことができていることを、二人は評価していた。 「……本当なら、こんな所じゃなくて、黒森峰の近くか、実家に埋めてやりたかったけど」 だから、エリカは、小梅が傍に居たとしても、きつく当たることはなかった。 黒森峰敗退の原因とはいえ、逃げなかった小梅のことを、必要以上には責めなかった。 きっちりと今年も戦力になるくらい己を鍛え上げていたことに、敬意だって抱いていた。 「……ごめんね、赤星さん」 だから、みほは、小梅のことを、とても尊敬していた。 自分は逃げ出した重圧に、ずっと立ち向かい続けたことを。 そして、彼女なりのペースでとはいえ、着実に成長し、前に進んでいることを。 決して歩みを止めなかった、その強さを。 「その上着はあげるわ。だから、まあ……化けて出てこないでよ」 土の中に横たえた小梅に、土をかけていく。 友人の体を埋める行為には、些か抵抗があった。 「……私は、ちょっとくらい、お化けとして会いに来てくれても、いいかな」 すっかり体が埋まり、残すところ顔だけとなった。 狙ってそうしたわけではない。 ただ、顔に土をかける行為を無意識に避け、こうなっただけにすぎない。 「……安らかに、眠らせてやりなさいよ」 すう、と大きく深呼吸して、それから意を決したように、エリカが顔へと土をかける。 それを見て、少し遅れて、みほも土をかけはじめた。 「……じゃあね」 「……ありがとう……」 最後は二人で、さらさらとゆっくり土をかけていった。 徐々に徐々に小梅の肌が隠れていき、そして完全に土へと埋まる。 赤星小梅の体は――こうして、故郷からも愛する学園艦からも遠い地で埋葬された。 野ざらしの亡骸と比べると、彼女は恵まれているかもしれない。 埋葬されただけでなく、二人の友人に見送ってもらえたのだから。 「…………」 埋葬が終わった後は、もう一度しっかりと話し合う。 その予定だった。 埋葬で少なからず体力を消費するであろうことを考慮し、 小休止を兼ねながら放送を聞き、そしてそれを踏まえて行動方針を固める。 そのつもりだった。 だが、しかし――そう簡単に切り替えられるほど、人の心は単純ではない。 何も言わず小梅の埋まった地面を見つめるみほは勿論、 エリカだって、今のみほの尻を叩こうなんてことは思えなかった。 きっと、放送になれば動かざるを得なくなるし、そのまま流れるように作戦会議になるだろう。 そんなことを考えながら、エリカもまた、小梅の埋まった地面をぼんやりと眺めていた。 しかし―――― 『――聞こえる? カチューシャよ!』 “それ”は、放送が来るよりも早く、あまりにも唐突に始まった。 『偉大なるカチューシャが命じるわ! 全員、争いを止めて中央の病院に集まりなさい!』 反応が早かったのは、エリカ。 まだ少々呆け気味のみほと違い、顔つきが戦場でのソレになる。 『これは、命令よ! 無視したら許さない――』 取り出した地図で、現在地との距離を確認。 駆けつけられない距離ではない。 「許さないって、無視したらナニするってーのよ」 ハン、とわざとらしく鼻を鳴らす。 どう見ても、ここから先待っているのは“異常事態”の世界だ。 過剰なくらいに“いつも通り”に振る舞わねば、飛び込むことから逃げ出してしまいそうになる。 「それで、どうするのよ」 エリカがみほの目を見つめる。 みほの顔つきも、少々遅れて、キューポラの上と違わぬものへと切り替わった。 「……いきましょう」 それもこれも、カチューシャの演説のおかげだ。 カチューシャが、“いつも通り”で居てくれる。 だから二人も、“いつも通り”を演じようと奮い立てたのだ。 「走るわよ、ちゃんと着いてきなさいよ」 物陰目掛け、エリカが駆ける。 それから不格好なクリアリングをおこない、再び全力疾走。 身の安全を考えるなら、もっと慎重に移動するべきなのだろう。 だが、そんな冷静な判断を下せるほど、今の二人は心中穏やかじゃなかった。 ――殲滅戦開始直後、慎重に考えようとし、思考の袋小路に迷い込み、そして手遅れになってしまった。 そんな思いが胸の内にあるからだろうか。 特にエリカは、みほと違い道を誤りすらしてしまった。 エリカは足に怒りを込めて地面を蹴り、訓練中でも見ない速度で駆け抜けていく。 その後ろを、みほが必死でついていく。 「カチューシャさん?!」 普段の運動量の差もあり、エリカよりやや遅れてだが、みほが病院へと辿り着く。 それと同時に、大事な友人の名前を叫ぶ。 声を張り上げるのは、冷静に見て下策も下策。 だがそれでも、叫ばずに居られなかった。 もう、何もしないで諦めて、大切な友達が命を落とすのは御免であった。 『ミッ――』 ぱあん、と乾いた音が鳴った。 思わず足が止まる。 『えーノンナさんへノンナさんへ!カチューシャは預かった!さっさと来ないとどうなっても知らないよー!』 一体何が起きているのか、脳の処理が追いつかない。 ただ、ひとつ、わかること。 角谷杏が、カチューシャを、撃った。 それだけは、ほぼほぼ間違いないだろう。 勿論それが演技であり、名指しされたノンナに対する何らかの策である可能性は僅かながらある。 だが、何故だろう。 頭と心の奥底で、得体のしれない何かが、これは演技の類ではないと告げている。 「さあ、西住ちゃん!」 確かめねば。 そう思い一歩踏み出そうとした足が、再び止まる。 ノンナに続いての名指し。 一体、何を、言われるのだろう。 「戦車道、やろうか!」 それは、“いつも通り”の口調であった。 先程のエリカが、努めてそうしていたように。 呼びかけをしたカチューシャが、大丈夫だと言わんばかりにそうしていたように。 その言葉は、あまりにも“いつも通り”であり、それ故に得体の知れない不気味さがあった。 ぐん、と腕を引かれる。 どうやら思考と一緒に体も停止していたらしい。 エリカが手を引き、走り出した。 銃声の方向は、今しがた入ってきた入り口とは反対方向から聞こえてきた。 確認せざるを得ないと、エリカも思っているのだろう。 声を出さないよう目配せし、姿勢を低くしながらも、足早に別の出入り口を目指す。 どうやらみほが立ち尽くしている間に、院内の地図を確認するなど、行動をおこしてくれていたらしい。 やっぱり、エリカさんは、頼りになるな。 そう思った時だった。 エリカが急に立ち止まり、その背中にぶつかったのは。 「…………声、出さないでよ」 えっ、と思わず声が漏れる。 危険な人物が傍に居るのなら、声に出して警告などしないだろう。 では、一体、何があって、口から出てきた言葉だろうか。 立ち止まったエリカの背中越しに見える、開け放たれた扉の向こうに答えがあるのだろうか。 「あっちは私が見てくるから……」 エリカの声は、震えていた。 ゆっくりと、その背が動く。 その向こう、開け放たれた扉の奥に、横たわっている、もの―― 「……アンタは、ここに居てあげなさい」 そう言って、エリカが駆け出す。 みほが悲鳴のような叫び声をあげたが、振り返ることも、咎めることもしなかった。 「沙織さん! 華さんっ!」 開け放たれていた扉の奥。 そこに、みほの大事な友人が、二人も転がっていたのだから。 「う、あ……」 鼻を突く、血とアンモニアと吐瀉物の臭い。 その発生源は明白。 大量の血を流している友人と、同じく胃液と尿を大量に撒き散らし倒れ伏した友人だ。 「どうして……」 胃液が迫り上がってくる。 奥歯を食いしばり、喉に再び流し込んだ。 ようやく再会出来た友人に、そんなものをぶちまけるわけにはいくまい。 『―――――――――――生徒諸君』 そして、唐突に、音声が流れる。 三方向から聞こえるそれが放送であると理解するのに、少々時間がかかった。 何せ、別段、それに意識を割かなかったから。 『次に、死者の発表をします。死者は計13名』 友人の亡骸を前に、脳内を思い出が駆け巡る。 聞こえてくる音声に割く脳のリソースなど、どこにもなかった。 『五十鈴華』 それでも、これには、嫌でも体が反応する。 ビクリ、と肩が跳ねる。 じわり、と視界が滲む。 分かっていた。 目の前に横たわる五十鈴華の状態を見るに、生きているわけがない。 分かっていたのに――それでもなお、涙を止められなかった。 『磯辺典子、近藤妙子』 次々と、よく知る名前が挙げられていく。 それぞれの顔がまず頭をよぎり、そして声と思い出と、次々に浮かんでくる。 あまりに辛くて、もう起きてこない友人の手を、ぎゅっと握る。 まだ温かい。 死んだなんて冗談だと、驚かせてごめんなさいと、起き上がって言ってほしかった。 『カエサル、山郷あゆみ』 ――――握った手は、まだ暖かかった。 『園みどり子、後藤モヨ子』 もっと早くに駆けつけていれば、間に合ったかもしれない。 自分を責め、そして―― 『カルパッチョ』 ――稲妻が、落っこちた。 「沙織さんっ!」 カルパッチョには申し訳ないが、追悼ムービー上映会IN脳内は一時中断。 あの放送は、学校順に名前を呼んでいたようだった。 華の体がまだ温かいことを見るに、死んだ順番ではないだろう。 つまり、あの放送で呼ばれなかった沙織は―― 「沙織さん、沙織さん! ああ、どうしよう……」 沙織を揺り起こそうとして――その手を引っ込めた。 全身酷く炎症している。 触ると不味いかもしれない。 とはいえ、放っておくのも不味いだろう。 「え、ええと、炎症の時は……!」 ある程度応急手当の知識はあるが、しかしこれはカバー範囲を大幅に越えている。 普通に戦車道をしていては決して負わないような傷だ。 だから、みほを責めることなど出来ないだろう。 みほの知る炎症は、冷やして対処するものだったのだから。 炎症を冷やそうとし、そして意識を取り戻させようとし、嘔吐に汚れた顔を綺麗にしてやろうとし、 ――比較的冷えているペットボトルの水を、かけてしまったとしても。 沙織の全身を激痛が襲う。 濡れている方が危ないなどと分からぬみほの善意により、折角手放していた意識を取り戻してしまう。 「……っ!」 びくん、と痙攣。 のたうち回る元気など、とうに残されていない。 痛さと辛さに脱力しても、もはや漏れ出る液体すら無い。 そんな沙織の有様は、みほに動揺をもたらす。 どうしよう、どうしよう、どうすればいいの、助けて、教えて、お姉ちゃん―――― 「み……り…………」 幸か不幸か、沙織の対処に終われ、敬愛する姉の名前が呼ばれたことは耳に入ってこなかった。 しかし、どれだけ耳を傾けても、沙織のボロボロの唇から漏れ出る言葉も、耳に入ってはくれない。 「どうしたの、沙織さん、沙織さん!」 変に触ると痛いかもしれない。 そう思って、沙織の手を握ってやることも出来ない。 一人ぼっちでいた自分の手を、あの日、沙織は取ってくれたというのに。 ――そして、銃声が響いた。 「そうだ、エリカさん……」 あまりのショックに、頭から抜け落ちていた。 エリカなら、自分よりも応急手当の知識があるかもしれない。 西住まほに並び立とうと、あらゆる科目に真剣だったエリカなら。 とはいえ、沙織を置いていくわけにもいくまい。 問題なく場が収まり、怪我したカチューシャの手当を兼ねて来てくれれば―― そんな甘い考えを胸に抱きながら、窓辺に向かい、そっと外を覗いた。 何も見えない。誰も見えない。一体外は、どうなっているのだろう。 その時、スマートフォンのブザーが鳴った。 放送を途中からまるで聞いていなかったみほには知る由もない。 そして、ブザーが、もう一度鳴る。 それは、二つの命が奪われたことを知らせる通知音だった。 ☆ ★ ☆ ★ ☆ ――――オトナになんてなりたくない。 ☆ ★ ☆ ★ ☆ <フェイズ・アンチョビ> 一体何処で間違えたのだろう。 一体、何処で。 『皆さんはやはりとても優秀だ。今、新たに一人の死亡を確認しました』 いや、それより、何を間違えたのだろう。 何も間違っていなかったはずだ。 私達は普通の女子高生で、皆友達で、誰も殺し合いだなんて望んでいない。 それは、疑いようのないことだ。そのはずなのだ。 『新たな死亡者はクラーラ……』 だというのに、何なんだ、これは。 『訂正しましょう、死者は計14名です』 十四。14。じゅう、よん。 なんだ、それは。それだけの命が奪われたというのか。 これだけの人数が同じ事件で命を落としたとなれば、全国紙がこぞって一面に取り上げる程の数だ。 それを、そんなことを、よく見知った、あいつらが? 『なお、うち、自殺者は1名。その他は全て他殺です』 不幸な事故でも天災でもない。 明確な殺意を持って、人が、人を、殺したのだ。 見知ったヤツが、見知ったヤツを、殺したのだ。 「なんで……」 思わず、声が漏れる。 狂っていた。何もかも。 みんな、友達だったじゃないか。 付き合いの深さに差はあれど、一緒に戦い同じ釜の飯を食った、仲間だったじゃないか。 ――――あのさ、じゃあ逆に聞くんだけど。 耳元で、誰かが囁く。 心を砕くような言葉。 それを、とびきりの悪意を込めた声色で、実物よりも遥かにいやらしい顔で、脳みそに直接刻みつけてくる。 ――――生かしておく理由、あった? 怖かった。恐ろしかった。涙が出た。 さも当然のように語られた、その言葉が。 それならいっそ、ずっとカチューシャを恨んでいたとか、恐怖にかられてやってしまっただとか言ってほしかった。 過剰に悪意を込められた幻聴の方が、納得などできなくても、まだ理解することが出来た。 「……予想よりも多いわね」 銃声が聞こえた時点で、多少の犠牲は覚悟をしていた。 それは、ケイだけではなく、アンチョビもだ。 そりゃあ勿論、上っ面だけの覚悟だったかもしれない。 言葉のうえでは「分かっている」と口にしても、心の底から覚悟が出来ていたわけではない。 同じ学校の友人が呼ばれることだって、あり得ると分かってはいても、真剣にその可能性とは向き合わなかった。 向き合うことが、できていなかった。 だけど――それでも、一応は、覚悟のようなものをしていたはずなのに。 そんな脆い防波堤など粉々に砕いて、感情の渦は荒れ狂いながら飛び出してしまう。 「……貴女の所の参謀は、残念だったわね」 おい、そんな言い方をするな。 アイツは、参謀なんて名前じゃない。カルパッチョだ。 本名は違うが、アイツは、アンツィオ高校の一員として、カルパッチョって名乗ることにしていたんだ。 大体、残念ってなんだよ。お前、畜生、そんな、簡単な一言で―――― 「けど、あんまり悠長に追悼してもいられないわ」 言いたいことはよく分かるし、正しいと思う。 けれど、右耳から入った言葉は、ただ鼓膜を震わせるだけで、脳に刻まれることなく左の耳から抜けていく。 「もう、しっかりしてくださいドゥーチェ」なんて言葉が聞こえてくるようだった。 「結論から言うわね。私は病院に戻りたいと思う」 ケイの話を咀嚼しようとしているのに、頭の中をカルパッチョが埋め尽くいている。 その合間合間に、放送で呼ばれた他の者の笑顔も浮かんだ。 カルパッチョがサーブしたパスタを、皆が食べてた、あの、大学選抜戦のあとの、あの日の思い出が―――― 「さっきの放送、華は残念だったけど、沙織はまだ生きてるわ」 ああ、クソ、まただ。 残念の一言に、胸がチリチリと痛む。 確かに残念だ。ああ、残念だよ。 あんないいヤツらが、こんな若さで死んじまったんだ、残念に決まってる。 だけど、だけどだ。そんな一言で、片付けるなよ。 人が、仲間が、友達が、死んだんだぞ。なのに、お前、なんだよ、それ。 「そしてアンジーもノンナもまだ生きている。交戦はこれから」 分かっている。分かっているんだ。 正しいのはケイ。理屈の上では、正しいのはケイ。 杏だってそうだ。納得できるかはともかく、筋は通っていた。 「ノンナの性格上、さっきの呼びかけを無視するとは考えにくいし、多分沙織はトドメをさされず放置されている」 分かっている。間違っているのは、私だ。 コドモのように、ただ駄々をこねているのは、全部、私の方だ。 「沙織がすぐ動けるとも思えないし、今なら安全に合流できるわ」 だけど、どうしても受け入れられない。 だって、人が、死んでいるんだぞ。 なのになんで、そんな、盤面を眺める棋士のような感覚で、正しい理屈をこねられるんだ。 どうして、机の上に並べただけの理屈で、最適な道を選んで動けるんだよ、お前達は。 「あまりもたついてると、またノンナが現れるかもしれないし」 本当に、どうしちゃったんだよ。 お前は、もっと、あたたかみのある人間だったじゃないか。 理屈で塗り固めた正しいだけの冷たい言葉を、どうしてそんな淡々と口に出来るんだ。 「……聞いてるの、アンチョビ」 その声色に、心配するような素振りはない。 むしろ逆。冷たさが滲み出ている。 その言葉は、まるで品定めでもするかのようだ。 「……なんでだよ……」 「What?」 もう何度目になるだろう。 飲み込みきれない理不尽が、喉を通って吐き出されるのは。 そんなことをしたところで、なんにもならないってことくらい、散々痛感させられたのに。 「何でみんな……そんな風に割り切れるんだよ……」 ケイも、杏も、それに、カチューシャも。 どうして、そんな風に割り切れるんだ。 どうして、正しい理屈のために、優しい気持ちを捨てられるんだ。 「……割り切れてる人間なんていないわよ」 ケイの表情を見ることが出来ない。顔を上げることが出来ない。 情けなさと悔しさと悲しさと――様々な感情が混ざり合い、視界をじわりと滲ませる。 「それでも、『割り切れませんでした、おしまい』なんてわけにはいかないから、皆折り合いをつけてるだけ」 分かっている。分かっているよ。 正しい、正しいことだよそれは。 だけど、そんなの、納得なんて出来るわけがない。 どうして皆、折り合いなんてつけられるんだよ。 「……いいよな、お前は」 口から飛び出していた感情。 そこに混じって、ソレは出てきた。 決して口にしてはいけない、思うことすら許されないような言葉。 ――いいよな、お前は。お前の所の連中は、誰も死んでいないもんな。 口にしかけた言葉のドス黒さに気付き、慌てて口元を抑える。 ぶわりと、全身から気持ちの悪い汗が吹き出した。 言葉の代わり胃液が飛び出してきそうだ。 「……何が言いたいの」 その声は、より一層冷たかった。 先程までの冷淡なそれとは違う、怒気を孕んだ言葉。 当然だ。今悪いのは、どう考えても自分だ。 謝らねばと、思う。 だけど言葉が出ない。 カタカタ震えることしか出来ない。 今の自分に、謝罪や言い訳をする権利なんてものはない。 「あ、わ、私……」 本心だったわけでも、そんなことが言いたかったわけでもない。 だが――それは口から出てしまった。 ほんの僅かな一欠片でも、そういう気持ちがあったからこそ、出てしまったのだ。 「う、ぁ……」 違う、の一言が、喉を通っていかない。 心のどこかに眠っていた自分の醜い想いを予期せず突きつけられ、ただでさえ崩れかけていた足元は完全に崩壊した。 人は空など飛べない。地面が崩れれば真っ逆さまに転げ落ちていくだけだ。 「……まあいいわ。率直に言うと腹は立ったけど、それを理由に手を切るつもりはないし」 どうやら今の失言で切り捨てられるということはなさそうだ。 だがしかし、本音を言えば、もういっそ打ち捨てていってほしかった。 「安心していいわよ。私はアンジーと違って貴女を見捨てたりしないから」 ボロボロに砕かれた自尊心に染み渡る、甘い言葉。 負い目もあって、疑うことなどできない。 嬉しいし、期待に答えないといけないとも思う。 それでも、沈んだ心は浮かび上がらない。 「……別に今すぐ前を向けとは言わないわ。ただ、一つだけ約束して頂戴」 か細い声で、うん、と呟く。 内容を聞いてはいないけど、肯定以外、出来るはずがない。 今の自分は、見捨てられないだけ御の字な存在であると、自覚してしまっている。 「私を裏切ることだけは、しないでね」 「…………ああ」 力の籠もらぬ弱々しい返事。 それでも、この肯定は本心だ。 心は砕けたし、酷いことも言ってしまったが、それでもやっぱり、友達を裏切りたくはない。 ケイのことだって、大事な友達だと思っている。 「それじゃあまずは沙織と合流して、それから貴女の所の副隊長と合流しましょう」 「ペパロニと……?」 予期せぬ言葉が飛び出して、思わず目を丸くした。 そんなアンチョビの間抜け面を見て、ケイも少し目を丸くした。 それから、ああ、なるほど、と呆れたように溜息を吐いた。 「さっきの放送、死者の発表の後で、チーム名を読み上げてたのよ。聞いてなかったの?」 「ご、ごめん……」 自然に謝罪の言葉が漏れた。 先程は謝ることすら出来なかったので、それを思うと幾分かマシな精神状態になったのだと思う。 「そこでペパロニを名乗る人物――まあ多分本人なんだけど。 まあとにかく、メッセージと取れるチーム名が読み上げられたの。 一緒にイギリス人がいるって言ってたけど、ダージリンか、アッサムあたりかしら。 メッセージは暗号になっていて、合流を促すもの。 おそらく聖グロの面々かアンチョビ、貴女にしか分からない暗号になってるわ」 死者のあまりの多さに、大切なもう一人の腹心からのメッセージを聞き漏らしていたらしい。 チーム名の読み上げでメッセージを伝えるなんて発想はなかったので、それも仕方のないことだろう。 というか、チーム名の読み上げがあることなど、正直とうに忘れていた。 何なら今でも「そんなのあったっけ」というような具合である。 多分ペパロニもそうだろう。 細かいルールを覚えていられるタチではないし、自力でこんな作戦を思いつくとも思えない。 本当に聖グロの誰か(申し訳ないが、ローズヒップである可能性だけは無いと思う)がそばにいて、指示をしてくれているのだろう。 「だからまずは沙織と合流して、それから会いにいこうと思うわ。 聖グロの生徒じゃないのにイギリス人と言わせているケースの場合、そういうことしそうなの、うちのアリサくらいだし」 それはまあ、確かにそうかもしれない。 裏表のないケイに代わって、作戦を立てているのがアリサだ。 彼女ならば、自分の正体を誤魔化すくらい平気でするだろう。 「だからアンチョビ、向こうの居場所の解明はお願いするわ。 まあ、謎解きが得意とは思ってないから急かしはしないけど、向こうが時間も指定してきてるからそれまでにはお願い」 そう言って、乱暴に殴り書きされたメモ紙を渡される。 決して綺麗ではないが、第三者でもギリギリ解読が出来る文字。 あの速度で長尺を喋られたにしては、きちんとしている方だろう。 渡されたメモ紙には、読み上げられたのであろうチーム名と人数、そしてソロの人間の名前が記されていた。 その中で、一文だけ、異質な長さのものがある。当然、自然とそこに目が行った。 『姐さん!ペパロニっスよ!15時にDのT型定規作戦っス!って言えって一緒にいるイギリスの偉い人が言ってましたよ! 2』 放送でチーム名を呼ばれることを見越して暗号を仕込むという、とてもペパロニが考えたとは思えない優れた作戦。 だが、何の躊躇いもなく名前を出してしまっているところは、アンチョビのよく知るペパロニだ。 それに何より、見覚えがある『T型定規作戦』の文字列。 間違いなくペパロニだ。 そして、これが暗号であるならば、これが指し示している集合場所は―――― 「ああ、ああ……なるほど、これは……」 「もう分かったの?」 意外そうに、ケイが目を丸くする。 解読にはもっと時間がかかると思っていたのだろう。 これが普通の暗号クイズの類なら、きっともっと時間がかかったと思う。 いや、ひょっとすると、解けないままだったかもしれない。 だが、これは。 「ああ。分かる。分かるよ」 だがこれは、アンチョビのレベルに合わせて作られた暗号だ。 いや、ひょっとすると、暗号なんて上等なものじゃないかもしれない。 アンツィオで過ごしたあの日々を覚えていたら、すぐに分かる。 「……T型定規作戦は、水切りの作戦だ」 ある日ふと思いつきで言った無茶な作戦。 当然最初は水に沈んで。危ないから白紙に戻そうとして。 でもペパロニは、実現できたら強いからと事あるごとに挑戦して。 それを見たカルパッチョが、大分無茶だけど理論上イケるって根拠を引っ張ってきて。 その熱量に当てられて、なんだかイケそうだと思わされて。 それでも分厚い現実の壁と重力の壁を打ち破れずに何度も何度も水没して。 大学選抜チームと戦ったあの日、勢いで実行させてみたら、ようやく初めて成功して。 きっと、三人が揃っていて、皆の想いが乗っかったから成功した、そんな作戦だ。 忘れるわけがない。 それはきっと、あの忘れっぽいペパロニだって同じだ。 共に過ごしたあの日々は、忘れっぽい頭にだけではなく、きっと心にも刻み込まれている。 「Dエリアの水がある辺りだと思う」 「なるほど……回答者側のレベルに合わせた暗号なら、同行者はダージリンかしら。 アッサムだと第三者にわからないよう、もっと難しくしてきそうだし。 ペコは相手の意見を尊重しすぎてペパロニ主導になって、作戦自体がもっと雑になってそうだもの」 アンチョビはダージリンとはそこまで親しいわけではない(P40の一件を恨んでいるわけではない。ないのだが、うむ) 故にそこまで頭が回るイメージもなかったが、どうやら相手に合わせた柔軟な対応が出来るらしい。 やはり腐っても名門の隊長ということか。 「ま、行けば分かるわ。それよりまずは沙織ね。早く行きましょう」 「ああ……」 ペパロニは、聖グロの誰かと見事に手を取り合っている。 ちょっとヤンチャで短慮な所があるので心配していたが、どうやらこの残酷な舞台で上手くやれているようだ。 ましてや聖グロ生徒など、お高く止まっているとして苦手だっただろうに。 そんな相手と手を取り合っていることが、先輩として、とても嬉しい。 暗号を決めてくれたと思われる聖グロの誰かだってそうだ。 ペパロニとは大して交流もなかっただろう。 聖グロのお嬢様は、アンツィオのヤンチャ共と相性が決して良くはない。 まあ、浅い付き合いながら、ダージリンは結構ヤンチャでアホなところもあると思うが、それはそれとして、だ。 それでもペパロニと組んで、知恵を授けてくれた。感謝してもしきれない。 「……なぁ、ケイ」 「なぁに」 二人と比べると、自分はなんて情けないのだろう。 元々友人であるはずの杏とすら手を取り合うことができず、ケイにも酷いことを言ってしまった。 そして今、ケイにくっついているだけで、自分は何も出来ていない。 あの暗号は、チーム名を使うアイデアこそ聖グロの誰かのものだとしても、ペパロニが頭を捻って考えたものに違いないのに。 ペパロニはどこかで普段使わない頭を使い、苦手な相手と手を取り合っているというのに、自分は一体、何をやっているのだ。 「沙織と合流した後だけど――」 病院に向かい、移動を再開する。 急な傾斜の茂みの中を通り、少しでも安全性を確保して近づくルートを、ケイが先導していた。 だがしかし、すぐに足を止めることになる。 「――ペパロニと合流する前に、もう一度、杏の所に行きたい」 その言葉に、思わずケイは足を止めた。 それから、アンチョビへと向き直る。 表情を直視するのが怖くて、アンチョビは思わずケイの太腿へと視線を落としてしまった。 「何を言っているか分かっているの」 「…………ああ」 ぎゅう、と瞼を閉じる。 脳裏に映るのは、こんなことになる前の、楽しかった日々。 自分が不甲斐ないせいで、もう二度と会うことの出来ない聡明な片腕。 そして、自分と違い、きちんと前に向かって進めている、憎めない片腕。 その二人に挟まれて、苦労しながらも、笑顔が絶えなかった日々。 「多分――ノンナと、戦うことにもなるとは思う。だけど。だけどさ。戻らなくちゃいけないんだよ」 帰りたかった。あの日々に。 もう二度と帰れなくなってしまった、あの楽しかった日々に、帰りたかったのだ。 カルパッチョを欠いた以上、もう二度と、あの日々は戻ってこない。 そんなことは分かっている。だけど、それでも。 「私は――――ドゥーチェだから」 今ここで完全に折れてしまえば、あの毎日を汚してしまうような気がして。 完全には戻らないと分かっていても、それでも、あの毎日に戻りたいから。 完全には戻れなくても、あの日々の先に続いている未来に戻りたいから。 そのためには――行かなくちゃ、いけない。 「それに、それにさ」 意を決し、目を開く。 しっかりと、ケイの顔を見る。 予想通り、侮蔑の眼差しを向けられていた。 「杏は、友達なんだ」 甘っちょろい戯言を何度も叩きのめされた。 カチューシャもケイも、現実を見ている。 ただただ薄っぺらい夢を口にするだけの自分とは違う。 彼女達には、アンチョビを批判し、叩きのめす権利がある。 それでももう、目をそらさない。 しっかりと目を見つめ、震えそうな足が勝手に逃げ出さないように、ぐっと体に力を入れる。 歯がカチカチとなりそうになるが、それでも震える唇を動かして、 上手く言葉にできない想いを、伝えたい相手に真っ直ぐぶつける。 「このままノンナと殺し合いをさせるなんて、嫌だ」 ごちゃごちゃした頭の中身を乱雑に口にしても、好転することなんてなかった。 押し寄せる現実に、自分程度が思いつくことなんて、容易く流されてしまう。 それでも必死に抗おうとして、どんどん言葉は薄っぺらくなり、意志はすり減り、頭の中はぐちゃぐちゃになっていた。 ――バカだなぁ、姐さん。 頭の中でペパロニが笑う。 ペパロニらしからぬまともな行動をしているが、彼女は、こんな場所でもいつも通りシンプルに行動しているのだろうか。 ――ドゥーチェのやりたいようにしたらいいんですよ。 頭の中でカルパッチョも笑う。 優しく聡明で、それでもアンツィオに染まっていた彼女は、どのように生き、そして亡くなったのだろうか。 分からない。分からないが、知りたいし、知らねばならない。 だから――立派なドゥーチェとして、会いにいってやらなくては。 ――お前は、どーしたいんだ、ちょび? 今と同じく、ごちゃごちゃと考え込み、一歩も動けなくなったときに、声をかけてくれたヤツがいた。 そいつはどこか不敵で、格好良くて、でもちょっと何考えてるか分からなくて。 それでも、とても優しい、いいヤツだ。大切な、友達なんだ。 「ずっと悩んでたけどさ。やっぱり、答えなんて、一つなんだ」 あの時、杏と出会って、口にしたシンプルな解。 あれから色々あったけど、心の底にあった願いは、何も変わってはいない。 「皆一緒に、帰りたい」 その“皆”には、カルパッチョも、カチューシャも、西絹代も、他にも沢山の人が含まれていた。 だからとっくに願いは打ち砕かれていて、叶わないと思い知らされた。 でもだからって、その願いを捨てなきゃいけない理由にはならない。 その“皆”には、ペパロニも、杏も、ケイも、沙織も、それにノンナだって含まれている。 百点満点で願いが叶うことはもうないが、それでも、全て諦めてしまうには早すぎるだろう。 どう足掻いても七十点の終わりしか迎えられないとしても、それは三十点の終わりで妥協する理由にはならない。 「だから、ケイ、頼む。一緒に戻ってくれないか」 頭を下げるべきだろう。 それでも、今のケイから目をそむけてはいけない気がして、真っ直ぐに見上げたまま懇願する。 情けないと笑いたくば笑え。 自分一人でどうにか出来るわけがないと、とっくに理解しているのだ。 そして、頼ることは悪ではないと、教えてくれたヤツがいるのだ。 ――私に出来ないことは、ソレが出来る人に任せる。頼る。丸投げする。 飄々としているくせに、水面下では誰よりも苦労をして、必要な時に必要な仲間に背中を預けることが出来る。 そんな女だと、知っていたはずなのに。 理解の及ばぬ殺人を前に動揺し、対話することを放棄してしまった。 殲滅戦の開始直後、どうしたらいいか分からず苦しんでいた時に、手を差し伸べてもらったのに。 ――割り切れてる人間なんていないわよ。 ケイがそう言っていたように、杏だって、完全に割り切れているはずがないのだ。 誤った方法を選ぶべきだと判断してしまい、それでもソレを誰かにやらせることが出来なかった、優しいヤツなんだ。 自分なら出来ると、自分が手を汚すべきだと、きっと自分を追い込んでしまっていたのだ。 そんな思考の迷路に迷い込み、間違った答えに行き着いてしまった友達に、手を差し伸べてやることができなかった。 ――それとも、一緒に戦ってくれるのかな? どうしてあの時、嫌だと言えなかったのだろう。 お前を止めると、言ってやれなかったのだろう。 どうして、殺し合いではなく、止めるための戦いを共にすると言えなかったのだろう。 一緒に謝ってあげることも、一緒に罪の呵責を背負ってあげることも、自分には出来たはずなのに。 どうして、友達である杏を、あの時ひとりぼっちにしてしまったのだろう。 「……嫌だって言ったら?」 「……無理強いは出来ない」 嫌がる相手を無理矢理自分の道に巻き込む。 杏には出来て、自分には出来ないことの一つだ。 そう、杏には、出来ることだ。 だけどさっきは、銃で脅すことも出来たのに、ソレをしなかった。消えてくれと言うだけだった。 一人で背負いこみ、一人で堕ちていこうとしていたのだ。 どうしてそれに、あの場で気付いてあげることができなかったのか。 ――うーわ何、そんなこと悩んでたの。真面目だねー。 杏なら、そう言って笑うかもしれない。 悔やんでも悔やみきれないが、取り戻せないわけではないのだ。 ならば、うだうだと考え込まないで、自分にできることをする。 ノリと勢いと、そして分け隔てない友好が、アンツィオの売りだ。 「その場合、私はもう引き返すから、沙織を頼む。沙織だって、このまま放っておくことはできない」 沙織を死なせるわけにもいかない。死なせたくない。 きっとそれは、杏も願っていることだろうから。 それに、ケイだって、死なせたくない。 裏切らないと誓ったし、何よりケイはいいヤツだ。 思わず酷いことを言ってしまったのに、心を救ってくれた。 感謝してもしきれないし、危険な目にあわせたいわけではない。 もちろん、頼りになるので、一緒に来てくれればこれほど嬉しいことはないが。 「勝手でごめん。でも、私は戻りたいんだ」 だから、無理強いをするのでなく、お願いをする。 嫌なことをしてくれなんて言わないから。 自分の道を行く途中で、少しでもいい、力を貸してくれないか、と。 それが、杏とは違う、アンチョビのやり方だ。 「分かっていると思うけど、あの二人、確実に相手を殺すつもりでいるわよ 本当に、あの二人の戦いを止められると思うの?」 ケイに投げられた言葉は、言われずとも頭に浮かび続けていた。 そして、何度考えても導き出される答えが『NO』で、足を止めてしまっていたのだ。 けれど。 「わからない。だけど――出来る出来ないじゃなくて、やりたいんだ」 出来る出来ないで迷って足を止めてた時に、杏が教えてくれたから。 だから、心に素直に従う。 ――大事なのは自分に出来ることにベストを尽くし、あとは仲間を信じることってね。 今のアンチョビにとって、その“仲間”には、杏とノンナも含まれる。 二人共、杏がかつて口にした、『汚れ仕事を引き受けたりケツを拭いてあげること』をしているだけに過ぎない。 理解の出来ないクリーチャーになったわけじゃない。 行き過ぎた友達を止めてあげられるのは、きっと、友達だけなんだ。 杏やノンナに、自分程度の想いが届くか分からないけど。 それでも、「無理かもしれない」程度で諦めてしまうなんて、らしくない。 「……オトナになった方がいいわ」 大きく溜息をついて、ケイが見下ろしてくる。 だが、怯まない。怯んでたまるか。 今から自分は、認めたくない歪んだ正論を理由に人を殺めた友達を止めにいくのだ。 こんな所で、仲間を相手に屈している暇なんてない。 「アンジーも言ってたでしょ。もうとっくに、全員で帰るなんて夢からは覚める時間が来てるのよ」 分かっている。現実として、皆で手を取り合うなんてこと、最早夢のまた夢だろう。 たまたまケイに許されはしたが、自分だって、思わずケイに酷いことを言ってしまった。 心を摩耗し、狂ってしまってもおかしくないのがこの殲滅戦だ。 だが――それがどうした。 「その目……さっきまで心が折れちゃってたのに、突然ヒーローにでもなったつもり?」 現実だとか正論だとか、そんなこと関係ない。 私が嫌だと言っている。 「なったつもりじゃない。なりたいだけだ」 もし、完全無欠のハッピーエンドを諦めるのがオトナになることならば。 もし、心を殺して現実とやらに屈して流され続けるのがオトナだというならば。 もし、自分の安全のために、友達を見殺しにすることがオトナになるのに必要だと言うのならば。 「私はドゥーチェ・アンチョビだ! 皆で一緒に生きて帰って、絶対に干し芋パスタを食べるんだ!」 ――――オトナになんて、なるもんか。 「……その結果、死ぬことになっても?」 嫌に決まっている。死んでしまっては全てが終わりだ。 今だって怖くて震えそうだし、死ににいくつもりは無い。 だから、これは、勢いで口にしてしまっただけかもしれない。 だが、本当は、ずっと口にしなくちゃいけなかった言葉だ。 「死ぬつもりはないけど、でも――皆で生きて帰るためなら、命だって張ってやるッ」 それは、一種の決意表明。 自分にだって出来る、でも怖くて出来ることとして勘定しなかったこと。 夢のために、命を賭ける覚悟。 杏やノンナが他者の命を賭けてでもやるというのなら、私は自分の命を賭けてやる。 「危ないことは嫌いだし怖いよ。だけど、自分が危ない目に遭うより、友達が危ない方が、もっと嫌だ」 現実も、保証も、安全も、何もいらない。 胸の奥でピカピカ光り続けている、幼く拙い輝き。 それを手放してしまえば、きっともう、あの大好きだった日々に戻る資格がなくなってしまう。 綺麗事で溢れたネバーランドのような日々に戻りたいし、あの日々を嘘にしたくはない。 押し付けられた醜い現実なんかに、あの日々を塗りつぶされてたまるか。 「そう――ちょっとの間で、完全に立ち直ったのね」 ふう、と溜息を吐いて、やれやれと言わんばかりにケイが肩を竦めた。 分かってくれたのかと、思わず頬が緩んでしまう。 「やっぱりいいヤツだし強いのね。少し憧れるわ」 そ、そうかな――なんて言おうとして、しかし言葉は飲み込まれた。 どこか残念そうな顔を浮かべ、ケイがS&W M500の銃口を、こちらに向けていたので。 「だから、とても残念」 そして引き金に指がかかる。 「さようなら、アンチョビ」 銃声が、響いた。 ☆ ★ ☆ ★ ☆ オトナになんてなるもんか――――それはおかしなことですか? 【残り 23人】 時系列順 Back わたしたちの戦車道 Next アイワナビー 投下順 Back わたしたちの戦車道 Next アイワナビー 登場順 Back Name Next 044 取り戻せ――(日常を友人を尊厳を隊長を命を大切さを大洗を誇りを、戦車道を) 福田 050 アイワナビー 044 取り戻せ――(日常を友人を尊厳を隊長を命を大切さを大洗を誇りを、戦車道を) 角谷杏 050 アイワナビー 044 取り戻せ――(日常を友人を尊厳を隊長を命を大切さを大洗を誇りを、戦車道を) アンチョビ 050 アイワナビー 044 取り戻せ――(日常を友人を尊厳を隊長を命を大切さを大洗を誇りを、戦車道を) 武部沙織 050 アイワナビー 044 取り戻せ――(日常を友人を尊厳を隊長を命を大切さを大洗を誇りを、戦車道を) ケイ 050 アイワナビー 044 取り戻せ――(日常を友人を尊厳を隊長を命を大切さを大洗を誇りを、戦車道を) ノンナ 050 アイワナビー 044 取り戻せ――(日常を友人を尊厳を隊長を命を大切さを大洗を誇りを、戦車道を) 逸見エリカ 050 アイワナビー 044 取り戻せ――(日常を友人を尊厳を隊長を命を大切さを大洗を誇りを、戦車道を) 西住みほ 050 アイワナビー
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/461.html
ゆっくり見ていってね 7KB ※選ばれしゆっくりの番外編です。新種ゆっくり誕生秘話の後の話でもあります。 ※ゆっくりちるのの生態(後編)はもうしばらくお待ちください。。 ※駄文、稚拙な表現注意。 ※俺設定注意 ※うすたネタ注意 ゆっくりみていってね 「くー。明日からどうやって暮らせばいいんだ。」 そうつぶやきながら田舎のあぜ道を歩く人影がひとつ。 俺の名前は・・・フリーターお兄さんとでも呼んでくれ。 と言っても今は失業者お兄さんなわけだが。 先ほど勤めていたラーメン屋をクビになってしまったからだ。 くっ、俺は悪くない。俺は悪くないんや。 ただ俺はストレスがたまるとラーメンを人の頭にぶちまけるくせがあるだけなんや。 むかつく客に「そぉい!!」と言いながらラーメンぶちまけただけなんや。 と意味も無く関西弁になりながらとぼとぼ歩く俺。ほんと明日からどうしよう。もう貯金もほとんどない。 道端に札束でも落ちてないかと見回すが当然そんなものはあるはずもない。 はー。とりあえず兄貴のところいってめしおごってもらうか。できれば金も貸してほしい。 「ゆっくりみていってね!!」 あー。ゆっくり。ゆっくり。悪いが今はゆっくりの相手をしている気分じゃないんだよ。 そう思いながら通り過ぎる。 「ゆっくりみていってね!!」 あーうるさいな。なにがゆっくりみていってね、だ。こちとら明日からの生活で頭がいっぱい・・・。 ん!?ゆっくりみていってね!?ゆっくりしていってねじゃなくて? 慌てて後ろを振り返る。そこに奴はいた。 生首のような体。銀髪の髪。銀縁の丸めがね。 なんだ!?こいつ!?こんなゆっくり見たこと無いぞ!? そう驚きふためく俺に 「こーりんのすてきなおどうぐたちゆっくりみていってね!!」 とのたまうなぞのゆっくり。 おどうぐ!? よく見るとなぞのゆっくりの前にはござが敷いてあり、そこにはガラクタが乱雑におかれている。 「こーりんどうにあるすてきなおどうぐたち、ゆっくりかっていってね。かわなきゃいっしょうのそんだよ。」 そう言い、きりっとするなぞのゆっくり。 うぜぇ。おもにありもしないイケメンオーラを出そうとしているところがうぜぇ。 そう思い立ち去ろうとしたが、ふと昔兄貴が言っていたことを思い出した。 ゆっくりには露天商売まがいのことをする品種がいる。 売ってある商品は大抵ガラクタだが、中にはどこから手に入れたのか驚くような高価な品がまざっていることがある。 確かに兄貴はそう言っていた。ゆとりのゆっくり研究員をやっていたこともある兄貴のいうことだ。間違いない。 貧乏を脱出するチャンスだ!! そう思うと今までガラクタにしか見えていなかったこいつらがお宝に見えてくるから不思議だ。 「おい。」 「ゆっ!?」 「この商品はいくらだ?」 「ゆっ、ぜんぶあまあまとこうかんだよ。さんじゅうねんにいちどのさーびすでーだよ。」 あまあま?つまり甘いものか。確か昨日サービスでもらった飴があったはず。あわててポケットを探る。 あった!! 「ゆっ!!あまあま!それとならどれでもひとつこうかんしていいよ。」 くっ、ひとつだけかよ。これは絶対にはずせない。 そう思いござにあるガラクタたちに目を通す。 せみの抜け殻、ビー球、ただの丸い石とおままごとレベルの物から、古めかしい小さな仏像や、青く光る石をあいらったブローチのような高価なにおいのする品までまさに玉石混合だ。 「ん!?なんだ。この八角形の鉄のかたまりは?」 「それは、みにはっけろだよ。」 「ミニハッケロ!?なんだそりゃ!?」 「もってるといろいろべんりだよ。げんそうきょうのまりさがもっているのとおなじやつだしね。」 ゲンソウキョウ?なんだそりゃ?まりさってあの黒いぼうしをかぶったゆっくりのことか? そんなものよりこっちだ。 俺は小さな仏像とブローチを前に考え込んだ。 どっちだ?どっちが高価な品なんだ? この仏像、まえになん○も鑑定団で似たようなの見たことあるきがする。たしかあれは数百万はしたよな・・・。 いやそれをいったらこのブローチも歴史を感じさせる。飾りも本物の宝石に見えてきたし。 くっ、わからん。 いっそのことどちらも買うか? あまあまはどこかから買ってくればいいんだし。 いや、だめだ。ここは田舎のあぜ道。近くにコンビニはおろか、ひとっこひとりいない。 ひとっ走り買いにいくにしても時間がかかる。それまでこの店がある保障は無い。 こうなれば最後の手段だ。 「うおおおおお!!!!」 俺はゆっくりのめがねをうばい、 「ゆっ!?かえしてね!こーりんのいんてりじぇんすなめがねさんかえしてね」 「そぉい」 月までとどけこーりんのめがねとばかりにぶん投げた。 「こーりんのだんでぃなめがねさんまってぇぇぇぇぇ!!」 ゆっくりにとって飾りは命の次に大切なもの。当然泣きながらめがねの飛んでいったほうへ探しにいく。 小動物をいじめてるようで気が引けるがしょうがない。 この隙にブローチと仏像をつかみ帰らせてもらうとしよう。 さすがにかわいそうなんでキャンディはここに置いていくとするか。どうせいらんし。 しかしこいつら換金したら何に使おうかな。とりあえず油苦理飯店の高級ゆっくり中華を食べに行こう。 前からいってみたかったんだよなぁ。 1時間後 森の中にこーりんはいた。レンズにひびが入り、フレームの曲がっためがねをかけて。 飛んでいっためがねは幸い見つかったものの、地面におちたショックでレンズにひびが入り、フレームも曲がってしまった。 「ゆう・・・。こーりん、いけめんじゃなくなっちゃったよ・・・」 がっくりするこーりんだが、ひとつだけいいこともあった。 あまあまが手にはいったことである。あのあとこーりんどーに戻ったところ、なぜか店先においてあったのである。 めがねさんが壊れたのは残念だが、せめてあまあまを食べて元気をだそう。 そう思い、あまあまをほうばろうとするこーりん。 しかし、ない。たしかにそこに置いたのに!? 「ゆゆっ!!?あまあまさん、ゆうだなかみかくしにあわないでてきてね!!」 そう言い、当たりを見回すこーりん。そして見つけた。 あまあまをくわえ逃げていくゆっくりまりさの姿を。 「まってね!!こーりんのあまあまさんかえじでねぇぇぇ!!」 「ゆっへっへ。しぬまでかりていくだけだぜ」 そういうとまりさはゆっくりらしからぬスピードではねていった。 後にはむせび泣くこーりんが残された。 どうやら幻想郷でも現代日本でもこーりんはまりさに搾取される運命らしい・・・。 所かわってここは郊外の安アパート。フリーターおにいさんの兄、店員おにいさん(元研究おにいさん)の住むアパートである。 「でっ、どちらも偽物だった、と」 「そのとおりだよ、ちくしょー!!ほんとなら油苦理飯で優雅なディナーのはずだったのに・・・」 そう言いながらカップめんをすするフリーターおにいさん。 あの後スキップしながら古道具屋へブローチと仏像を持ち込んだものの、どちらも安物であると判明。 怒りのあまり、途中で物乞いをしているリボンのちぎれたれいむを蹴飛ばしてしまった。 当然、油苦理飯など行けず、店員おにいさんの出してくれたカップめんが夕食となった。 「馬鹿だなぁ。僕なら確実に儲けることができたのに。」 「どうやってだよ!!あのなかにはガラクタしかなかったんだぞ!!」 「そうじゃなくてそのゆっくりをゆっくりショップに売ればよかったんだよ」 「えっ・・・」 「これを見て。」 そう言い、分厚いカタログを出す店員おにいさん。タイトルに「ゆっくり大全集 09年度版」と書いてある。 その中の1ページを開き、フリーターおにいさんへ見せる。 「これがいったいどうしたん・・・いぃっ!!?」 そのページには確かに昼に見たゆっくりの写真が載っていた。 名前はゆっくりこーりん。希少度S、そしてショップ買い取り価格・・・・100万以上!!!? 「希少度がSなら100万以上の買い取り価格がつくゆっくりは多いよ。なかにはいくら金を積んでも手にはいらない奴もいるしね。 僕の店に持ってきてくれればよかったのに・・・」 「そ・・」 「こーりんなら、婦人層に人気があるから200万以上でもいけたかもな。」 「そ・・・・」 「そ?なんだい?」 「そぉい!!!」 フリーターおにいさんが店員おにいさんの頭にラーメンをぶちまけ、兄弟げんかが始まるのはこれから10秒後のことであった・・・。 by長月 今日の希少種 ゆっくりこーりん 希少度 S 古道具屋のまねごとをするゆっくり。どこに店を出すかはわからない。 店のことをこーりんどうと呼び、古道具を並べてあまあまや食料などと交換する。 基本的にあるのはガラクタだが、中には貴重な品や幻想郷のマジックアイテムも売っている。 どこから貴少品を手に入れるかは不明で、一説によるとスキマ妖怪が関係しているらしい。 あとがき やはり希少種ネタはいいですね。もっと絵でもSSでも希少種ネタがふえればいいのに。 今まで書いた作品 ふたば系ゆっくりいじめ 176 ゆっくりちるのの生態(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 185 選ばれしゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 196 新種ゆっくり誕生秘話 選ばれしゆっくり番外編 長月の作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る こーりん飼いたい( ^-^)ノ -- 2016-01-29 17 26 58 フリーターお兄さん馬鹿すぎる -- 2015-02-26 10 13 51 古道具屋さんごっこか……かわいいな -- 2015-01-31 13 59 34 希少種サイコー! -- 2014-11-10 16 22 51 ああ、なんで現実にゆっくりが存在しないんだろ -- 2014-11-09 14 32 37 こーりんは雄しかいないんだな -- 2014-07-31 13 43 38 さりげなくトンデモアイテムが混じっているのだが -- 2013-09-25 22 52 52 こーりんかわいいよこーりん(≧∇≦) -- 2013-07-21 11 42 31 ミニはっけろは危ないんじゃないか?汗 兄さん最悪な奴だな、ラーメンを人にかけるなんて、傷害罪に問われちゃうよ(*1))) -- 2012-12-19 11 27 02 現実にもゆっくりいたらいいのにな・・・w -- 2012-11-05 15 27 08 こーりん欲しいな -- 2012-02-19 20 46 10 実際にゆっくりがいたら、「こーまかん」とか「ちれーでん」とか作りたいよな。 基本種でもちぇん、ぱちゅり、みょんなんかはゲスでも可愛いし。 -- 2011-11-09 02 15 33 「そぉい!」お兄さん充分ワルだよww -- 2011-08-23 15 54 31 ミニはっけろ・・・幻想郷の魔理沙はどうしてるんだろうか -- 2010-12-10 17 00 50 飼いたくなるな -- 2010-09-29 21 45 11 ↓きもいこと言うな -- 2010-09-22 23 45 23 原作キャラの劣化コピーみたいな習性を持つゆっくりは楽しいね。 ところでこーりんにもまむまむはあるのだろうか? -- 2010-08-18 21 42 19
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/41115.html
わたしはたりないでいっぱい【登録タグ HaTa わ 初音ミク 曲】 作詞:HaTa 作曲:HaTa 編曲:HaTa 唄:初音ミク 曲紹介 「私は、私の作品の中の人物に、なり切ったほうがむしろ、よかった。」太宰治『HUMAN LOST』(作者ブログより) 歌詞 (piaproより転載) セカイのパースが狂ってるみたい 近くのものには触れられず 遠くにあるものに突然、ぶつかって擦りむいたんだ 人生を棒に振ろうとは思ってないんだ そうじゃなく、自分の幸せを自分で 定義し損ねてしまっただけ 365日が全てなにかの日であるように 作り物の特別で飽和してる 普通の日々、普通の人、普通の映画に普通の味 つまらないと皆が疎んじたその普通であることすら難しいや あなたは変じゃないよって 言って欲しかっただけで なんていうか えーと……なんか……ほんとゴメンね あれ?一体、私は何を誰になぜ謝ったんだろ? なんで泣いているんだろうな うまく笑えないな 誰かの願いが叶うなら 私の願いは叶わない 世界の涙の総量は いつも不変で押し付けあって ぼんやりとした不安とかつい言葉濁す言語感覚 分かってるんだ本当は、悲しくなるね どこかで道を間違えた?自問と自答、水掛けあって 間違いは分かってる 苦悩などないかのように見せることに苦悩してた 私達は沢山のこといっぱいいっぱい話したね 話したくない事々をまるで隠すように 吹けば飛んでく紙のような薄っぺらい言葉でいいよ 一つずつ集め綴じたなら、いつかは本になるさ 大丈夫って 言って嘘をつきました 平気振っても やっぱ痛いな あなたは変じゃないよって 言って欲しかっただけで なんていうか えーと……なんか……ほんとゴメンね あれ?一体、私は何を誰になぜ謝ったんだろ? なんで泣いているんだろうな うまく笑えないな コメント 追加しました! -- 神凪桜花 (2020-05-05 12 34 01) 名前 コメント